ゲームもアニメも。
私が幼稚園とか小学校低学年の頃、大流行りしていたのがファミコン。そしてビックリマンチョコ、ドラゴンボール。
あの頃、子どもたちの共通言語があって、きっと日本中の子どもたちがそれを共有していたことだろうと思う。
ある世代にとってのガンダムやファイナルファンタジーのように。
ビックリマンチョコは男子たちがよく買って食べていたと思う。
ファミコンも男の子のいる家庭の多くにあったと思う。
あの頃の女子の流行りはなんだったのだろうか。漫画の「りぼん」とか「ちゃお」とかか。
我が身を振り返ると単語レベルで知っていても、ファミコンもドラゴンボールもビックリマンチョコもりぼんもちゃおも知らない。
そういうものが世に存在しているということだけを知っていて、大人になってしまって、昔話にはあまり花が咲かない。
じゃあ、あの頃私は何をしていたんだというと、小学校低学年の頃に私の心を掴んでいたのは「ルパン」シリーズだったし、「こまったさん」シリーズや「不思議なかぎばあさん」シリーズも読み尽くした。
あとは、刑事物のドラマ。
漫画には全然触れなかったしゲームはもっと縁遠かったけど、そうじゃないもので自分をうめていたんだろう。
みんなが「あたりまえ」っていうものも、意外と個人の中では温度差があったり情報格差があるのは普通だし、それを考えると流行りのどれにも個人的にヒットしなかったのは少し特殊なのかな、なんてふと思った。
でも流行りのもので埋めなかった記憶や思い出が自分なりの「好きなもの」で埋められていたからすごく良かったなと思う。
自分が好きなもの、合うものを見つけていくことの繰り返しだからね、人生は。