子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

【読書録】サイコパスの手帖

サイコパスについて真面目に知りたいなと思って手に取ったらこの本だった。

www.amazon.co.jpま、導入としては悪くないものの、「真面目に」というかは非常にライトにとっつきやすく、そして深く考えている二人の対談形式で話が進んでいく。主に映画の中のサイコパスっぽい物を中心に話が展開しているのだけど、残念なことにそれらの映画、「ハンニバル」以外何も見たことなかったw

 

そういうこともある。図書館で借りて読んだのだけど、サイコパスってそんな簡単にわかる物でもないし、あとは自分の中にもそういう猟奇的っていうか狂気っていうかあるのかもしれないなと、やや恐怖を抱きながら読んでいた。

 

環境とか、状況とか何かが掛け違えてありうるだろうし、自分は無関係なんて思っているところが非常にやばいのかもしれない、なんて思ったり。

 

映画を見ていればなお理解できたり、共感できることがあったのだろうけど、私みたいに全く映画に明るくない人間でも、二人の対談の掛け合いはテンポよくてあっという間に読めてしまった。

「人の話を聴く」ってことに関しては、スナックのママが一番みたいな感じのことが書かれていたけど、多少なりとも「聴く」ことを学んだり少し仕事にしている身としては、違うんだよなぁなんて思ったりもした。

 

だけどその一方で患者だった時には「カウンセラーに聞いてもらう」なんて絶対にやだねと思っていたから、現実の患者さんの立場になれば知人のような他人に聞いてもらう気軽さで、飲み屋の人に話を聞いてもらうことの意味ってあるのかもなぁなんて思ったり。

 

継続してまだまだ精神系の本を読んでいこう。