子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

氏か育ちか。やっちゃんのこと

社会人も20年近くになるというのに、いまだに新しい人種との出会いがあって、私もまだまだだな〜なんて思うことがある。

幸い、新卒で入った会社で編集長のいびりも経験したものの、割と早急に部長が直下に置いてくれて、その後は社内でも私にぴったりのポジションが2年目に回ってきて、上司にも部長にも超恵まれて伸び伸びと働いていた。

次の職場でもその次でも、どこに行っても優しい上司と同僚に恵まれていた。

もちろん、今の職場でも上司はすごく優しい。人に恵まれている。

だけど一部怖いなぁ、きついなぁと思う看護師さんも異動前の病院よりは多くいる。

だけどまあ、他の看護師の評判も悪いんだなって最近知ったので「やっぱり怖いってそれなりに損だな」なんて思っている。

 

で、タイトルのやっちゃんのこと。

やっちゃんというのはもちろんニックネームなのだけど、本当にびっくりとさせられた。私も上司も近くにいた同僚もみんなで目をまんまるにしてしまった。

やっちゃん(=ヤ○ザ)は、職場のケアワーカーなのだけど、前々からすごく厳しいなと思っていた、私にだけ。

 

でもこういうのはスルーするしかない。関わりも部分的だし、事務手続的な関わりだから、あんまり気にしないでいた。

そしたら書類の不備をこっぴどく叱られ、「他の方はできてますが、こちらの方(と私を指して)はちょっと」と言われた。確かに確かに。

いままで、そこチェックする目はなかったわ。私が悪かったわ。

 

自分なりに反省し、病棟看護師にも謝罪して今日からも頑張ろうっていう矢先のことだった。

今朝もやっちゃんはやってきた。書類を携えて。

で、「今日退院です」とか言って書類をどんとデスクに置かれ、「書類ボックスに入れといてください」と言われた。

私も他の仕事を止めて書類を確認し、上司も確認の必要な書類だったから上司に渡して、他にもあった書類の処理をしていた。

ふと見上げると、やっちゃんが立っている。苛立っている。

怖めの声で「書類まだですか」って聞かれたので「これは終わってます」と手短に処理済みのサインを指差したのだが、その後言われたのが「偉そうによー」だってwwww

 

渾身の憎しみがこもっててあまりにも感情が詰まってたから、みんなの耳にも私の耳にも届いてて驚いたわけだ。

 

仕事上のやりとりで、誰かに対して「偉そう」とか「生意気」とかそういうことって普通に(少なくとも私の人生における普通)ないわけだ。

上司が「どうした?」と目を丸くして聞いてきたので「多分、私の書類処理速度が遅いので偉そうだったようです」という間抜けな報告をしておいたw

 

よかった。ずっと前から変な人だなって思っていた人だったけど、やっぱりやっちゃんは変わり者だった。

変人だった。

悪い意味で。

私の社会人人生の中でも出会ったことのない、「質の低い」社会人だった。

私の人生において、なかなか面と向かって喧嘩してないのに暴言吐いてくる人っていないわけで。うちの病院にもやっちゃんが紛れ込んでいたんだな〜なんて。大概は普通にいい人が多いし、正直なところ氏でも育ちでもなく、この人自身の人間性の問題なのだろうと思うけど、あの言葉を吐いた故に私以外の人にも「こういうことを言う人」と言う認識になっただろうと思う。

そう思うと、本当に口は災いの元だし、私にミスを指摘するような正論で攻めてくる分にはこちらも相応に対応できるけど、捨て台詞を吐かれるとそれはごめんだけど無視だわ。

相手にする価値がないわ。

単なるヤバい人認定だわ。

前々からヤベェなとは思ってたけど本当にやばかったという答え合わせを今日できました。

明日からは厳重に警戒し、そして相変わらず丁寧に穴の開くほど書類をチェックして差し戻しますよん。ちなみに、偉そうにと言われたけどチェックにかけてた時間は2分程度。

そして、本物のやっちゃんも仕事を通じて出会ったことあるけど何十倍も礼節は保たれているので、ケアワーカーさんはヤベェのやっちゃんだな。

残念ながらもういちいちと落ち込む年でもないのだけど、言われて10分後に「あれ?さっきなんて言ってたっけ?ウザイだっけ?生意気だっけ?ん??」って思ったので忘れないように今日、ここに記念に記しておいた。