年老いていく父
きっとむこう1年、3年と父のことを書く機会も増えるだろうか。
母が今、ホテル療養中で父も自宅待機中となっている。
父の生活能力の低さは既知のことだったけど、その低さは母という壁のない今、途方もなくのしかかってくるものがある。
仕事中でもバンバン電話がなる。
挙句、先日は外出中に動けなくなって救急騒ぎだった。親切な市民のかたが呼んでくださったのだろうけども、父は濃厚接触者でもあって熱もあってということで、当然受け入れ病院も少なくて。結局、歩いて帰宅した。
その後も肩が痛いということで(転んだのとは全く因果関係なく)、それ一つとってもオロオロとしている。薬のありかもわかっていない。私は一緒に住んでないけど大体検討つくけどな。
母がきちんと整理してしまっているのだけど、それでも「わかんない」「知らない」と開き直る。
知ろうとしないし、分かろうとしないという方が正しいだろう。
ホテル療養していることで母のストレスもだいぶない様子。それが何より。
父は認知症になっていったり、体が動かなくなっていくと、ますます自己中心になったり非常識になっていくのかなというのが目に見えてしまう。
濃厚接触からの結局陽性で保健所から連絡があるというのに電話に出ないでいるらしい(気づかないにしても、あまりにもひどい)。
やれやれ。
もう年寄りなんだ。だから私は父に「もっとこうなってほしい」という高い望みはないけども、老化と共に他者への思いやりや世間一般の常識もなくすようなことは本当にやめてほしいと思うよ。
それを無くした高齢者がどれほど介護職員を疲弊させるか。
先を考えると暗澹たる気持ち。