子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

いわゆるモンペ

モンペ。

モンスターペアレントってことは最近の親界隈では普通の言葉になってるのではないかと思う。あるいは私がネットの見過ぎかもしれない。

最近、娘の緊急保護者会があって「うわ、モンペ」と思った出来事があった。

 

以前にも書いたけど娘の担任は調子が悪いことが続き、どうしたかなと心配のまま冬休みに突入した。

そして年明け。校長からのお手紙で担任交代のお知らせが来た。

案の定、副校長が担任となった。管理者マターになった娘のクラス。もはや誰も御せないと言う学校の判断だったんだろう。

なんせ、保護者にも無愛想な副校長。本当、怖い。PTAで絡みはいっぱいあるけど愛想の一つもない。真顔でぶっきらぼうに二言三言。

そんな先生なので流石の子どもたちもまだ3年生だし怯んでいるだろう。

で、急な担任交代の原因は娘のクラスの学級崩壊だった。

学級崩壊が起きてること自体、私はよくわかってなかった。娘は学校の話をあまりしたがらないし、しつこく聞いても「わかんない」と言われてしまう。

かといって娘の成績が下がった感じもなく、学校の宿題も1年生の頃から変わらずコツコツ取り組んでいる。

 

娘のクラスの男の子たちが授業中に騒いで先生のいうことも聞かずに暴言を吐いたりしていたらしい。結果的に先生が心を病んでしまい、教室の業務ができなくなっていった。それがことの真相。

 

私はその話を聞いてすごく申し訳ない気持ちになっていた。

娘は直接関与してないにしても、娘のクラスを通して先生は仕事ができなくなってしまった。

教師としてこれまで頑張ってきた日々が、たった一クラスの暴走で壊されてしまった。そんなことあっていいのかな。人の人生を壊すようなことが小学生でも容易にできてしまう。学校内での先生と生徒の非対称性において、しばしば教師が優位で生徒が劣位と思いがちだけど、「学校は子どもが主役」という大義名分で「学校に来るな」とは口が裂けても学校は子どもに言えない。

 

だけどね、いってもいいんじゃないかな。

教室で過ごすには一定のルールとマナーがある。

それが守れないならそこを離れるべきだし、守れるようになってからまた通ったらいい。

そうすると「すべての子に教育の平等を」となるけど、それは違う。

会社だって働く機会は均等にあっても、適性があるかどうかというのは見られているわけだし、その適性は単に能力だけではなく、社会的礼節やマナーも含まれる。

 

学校だし公立だから「来るな」とは言えなくても少なくともそうした問題ある態度の続く生徒は別室授業も一つではないか。先生を守るために。

 

娘はどうやらずっと、先生元気になるかなと心配していた様子。大好きだった先生がお休みになって、4年生になったらまた担任してくれるかなぁと期待もしている。

 

心の傷がいかばかりかは誰もわからないけど、「被害者は子どもたち」とか「先生の経歴はなんだったのか、教師の適性はあったのか」など糾弾する保護者のモンペっぷりに「お前みたいや奴がいるから先生が病むんだよ」と腹立たしい気持ちでいっぱいだった。

世の中に本当にモンペっているんだなって思ったし、私はZOOM参加だったけど保護者会の会場に行かなくて本当によかった。きっと睨みつけてただろうから。