子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

ゆるし・ゆるされる

「泣いたって許されないよ」って叱る場面がある。

私も子どもにそういうことを言ったことがあるし、ドラマや小説でも見聞きするセリフ。

赤ちゃんの頃は、いっぱい泣いて、泣くたびに抱っこしてもらったり、ミルクをもらったり、さまざまなケアを受ける。赤ちゃんの頃は泣いて訴えて大丈夫だった。ゆるされていた。

だけど、言葉が話せるようになってコミュニケーションの中心が感情表現よりも言葉になると「笑ってたってだめ」「泣いてもゆるされない」ということが訪れる。

多分小さい頃にいっぱい「泣くことをゆるされた」という経験がその子の肯定感とか安心感になるのではないか、なんてふと考えていた。

息子は(娘も)いまだに泣くことがある。

言葉にもならない、どうしようもない気持ちが涙になって溢れている。

悪いことをしたり、やってはいけないことをしていたり、泣いて済む問題じゃないと思うこともあるけど、子どもが流している涙を受け止めたり泣くことをゆるされている空間てとても大事だなと思う。

泣いたってゆるされないことは多々あるけど、泣くことは何の問題もないよ、いいんだよって受け入れてもらえる空間というか。

 

きっと、誰かをゆるしたり受け入れていくには自分自身がたくさんそういう経験をしていないとダメなのだろうと思う。

私は子どもにそういうメッセージを伝えられているのかな。

子どもはどんなふうに感じているのかな。

 

大丈夫。あなたたちはいつだって感情を吐露していいんだ。家の中で。

それを知ってて欲しいな。わかってるといいなと思う。

いつか、誰かをゆるしたり受け止めていく強さを持てるように。

あなた自身もまた、ゆるされているし受け入れられているんだってわかって初めてきっとできると思うから。

 

三大義務

日本国憲法で定められている三大義務は?って話を患者さんの家族としていた。別にその話題が中心だったわけではなく、患者さん家族が選挙が近いわねという話から憲法の話をし始め、三大義務に話が及んだ。

教育・納税。

あと一つ出てこなくて話題は元も話に戻った。

 

もう一つなんだっけ。

あ、勤労でした。

 

仕事中の話で「仕事が好きなんです」なんてことまで話してたのにすっかり放念していた。

教育・納税・勤労。

これが国民に課せられた三大義務。

どれも当たり前のようにやってきたけど、それも健康があってこそ。

 

日本の憲法は中学の時に初めて読んだし、初めて学んだけど、私の中ではその頃に受けた「感銘」みたいなのが今もあって、民主主義や男女平等などに対する格式高い論調とかは大正・昭和初期のいろんな書物の中にもあって大いに影響を受けた。

そしてもちろん、憲法も重苦しい戦争時代を経ての解放宣言みたいで個人的にはとても好きだ。

いい憲法だと思っている。時代にそぐわないという人もいるけど、今の日本にはこの憲法を超える憲法を作れるだけの知性が政治家にないから、変えるべきじゃないと思う。

 

護憲派など立派な主義主張があるわけではないけど、やっぱりこの75−6年、憲法に守られてこの国が出来上がってきたのは間違いない。

憲法が全てでもないし万能でもないけど、憲法故に守られたものも多くある。

 

そんなことを選挙を控えた最近思う。

さて。国民の三大義務。

どれも大事とは思うけど、納税は最近すごく重いわと思う...。