子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

中学受験の考察(小4秋)

先日、初めての学校見学と説明会に行ってきた。

と言っても、勝手知ったる我が母校のそれだったから、私は「久しぶりに遊びにきた」くらいの感覚で、足を踏み入れた。

娘を連れて遊びにきたこともあったけど、すごく小さいときだったから「ここが中学校」という意識を持って行ったのは娘にとって初めてだったと思う。

 

校長は当時の先生とは変わっていたけど良いことを言っていた。

「慌ただしい時代に、大人は焦って急いて不安になるけど、いつの時代も子どもの成長はゆっくりです」と。

 

まさにその通り過ぎて、ちょっと泣いてしまいそうだった。

勉強のことで焦って子どもに怒ってしまった日々を深く反省。

 

娘は娘で、生徒さんに案内され学校見学をしてもらい、ゲームで買ったとか。すごく楽しげに報告してくれた。

「すごい楽しかった」というのが娘の第一感想。

 

娘にとってよくなければ私が良いと思っていても考えなくちゃなと思っていたけど、勉強のレベル、学校の体制、先生たちの姿勢、学校の教育方針。

どこをとってもこれ以上になく娘にマッチしていて。

そもそも雰囲気がぴったりで。「こういう子ってこの学校にいますよね」という風貌をしている娘。私よりもずっとずっと似合う。

入る前から、いそうな子だなって思ってもうあれこれと迷わず、悩まず志望校にしてしまおうと思っている。

他の学校も見た方がいいだろうとか、志望に入れようかなど考えていたけど4年生でしっかり照準を絞ってやっていければ手が届くかも知れなくて、あんまりあちこちと揺れ動いていると結局遅れをとりそうな気もして。

 

本当に定まらずに悩むならガッツリ考えた方がいいのだろうけど、娘に限って言えば目指すところややりたいこと、向かう方向を考えたときにあまり一般の私立学校は向かなくて、彼女の良さや持ち味を最大に引き出せるのってうちの(出身)学校かなと思っていた。

 

そもそも生まれた時から「いつかは母校にいれるかもな」と思っていたくらい。

 

別に進学校でもなく、東京の私立で最も目立たない学校の一つだろうし、沿線の人にすら認識されてないんじゃないかと思う。

それくらい目立たないマイナー校だけど、昔も今も派手な子は少なくて、でもみんなすごい充実して6年を過ごしていて。その先の進路で、それぞれがちゃんと自分で選んだ道を歩んでいく。留学して海外在住の人も、ワーキングウーマンみたいな人も、やりたいことを貫いた人もみんなそれぞれ。

 

学校の偏差値やお金の有無などこの社会の価値基準じゃなくて「私がやりたい」とか「好き」ということにまっすぐでいられるというか。

 

学校の中にいたときには気づけなかったけど、今考えるとそういうことの種をたくさん巻いてもらっていたなと思う。

 

娘の性格とテンポを考えるととても似合っている。

実際には2年後だけど、そのときに現実的に目指していけているといいな。