子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

自分が子どもだった頃

つい、5歳の時の自分、6歳だった頃の自分...と自分の「あの頃」と娘の今を比べてしまう。きっとすごく良くないこと。

だけど、「どうしてそんなにベソかいちゃうんだろう」とか「なんで癇癪なんか起こすのかな」とか理解してあげられないことも結構あって、日々悩ましい。

自分の小さい頃を思い出すと圧倒的に母が怖くてベソなんてかいてられなかったというのもあっただろうし、私みたいに仕事人間じゃなかったから困ったたんびに母に問い合わせできてたのは子どもながらに大きかったかもしれない。

 

自分が子どもだった頃...なんて言っても30年以上前の話だから比べようもないし、求められるレベルも違う。

娘は私と違って宿題とか課題にものすごく誠実に取り組むタイプだし、そこは私とは大違いで本当に偉いなと思う。それにすごくきれいづきで片付け上手なところも。

 

癇癪を起こしたり(これは場所を問わず店でも路上でも)すねたりしてしまうアンバランスさ。

このアンバランスさも子どもならではなのかもしれない。

まずは何とも比べずに子どもそのものを見るっていう癖をつけていきたい。これって患者さんに対しても同じこと。タイプ別で考えてしまうときっとうまくいかない。

一人一人が似て非なるものということを前提にしないと。

私と似てるとか似てないとか、そんなこと考えてるだけ時間の無駄なのかも。

娘は娘の一個体で生きてる。

自分は自分、人は人。

息子を見ていると、自分によく似ているなぁと思うところがある。

先日、娘が近場に遠足、翌日は息子が遠足、と立て続いた。

娘はいかにも子どもらしく遠足前日は早く寝て、翌朝は絶対に普段起きないような早い時間に起きてお弁当を楽しみにして朝ごはんもちゃんと食べて自分で支度をしていそいそと登校した。

翌日の息子の遠足。

それなりに楽しそうではあったものの、普段と違うのはリュックを自分で背負ったこと。

帰ってきてからの反応も娘は「すっごい楽しかった!!お弁当全部食べたよ!」という感じだったけど息子は「遠足嫌いなんだ」というもの。

お弁当は誰と食べたの?と聞いても「一人で」と。

人と食べるの好きじゃないんだもん。だって。

本当かわからないけど、土曜日も仕事で保育園に...という時も娘はすごく嬉しそうに通ってたし学童も「行きたい!」というタイプで集団行動の中でも楽しみや嬉しいことを見つけているんだろうと思う。

一方の息子は「保育園明日は休み?」と毎日確認してくる。よほど嫌なのか??と思うほど。

娘はこれからの学校生活でよほど変な先生にあたらなければ楽しく過ごしていきそうな気がするけど、息子はきっとぶつかることが多いだろうなと思う。

一人の時間が好きだし、家族でいるのがいちばん落ち着くし、娘と一緒にいたいとよく口にする。

 

保育園で比較的温厚な先生方に囲まれているにもかかわらず、あんまり好きじゃないって集団生活がそもそも苦手なんだろうなと思う。

私も小学校の時はあんまり好きじゃなくて先生にいちいち腹を立ててたし、友達なんて一人か二人いれば十分だから「みんなで遊ぶ」みたいな宿題がプレッシャーだった。

 

だから息子の我が道を行く気持ちはすごくわかる。

なのでちゃんとオフってあげないと息子の精神バランスは保てないかもなぁと思ったりしている。