子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

運動会

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昨年に続き、今年の小学校の運動会も各学年ごとに入れ替えを行い、子どもたちは自分たちの演目が終わったら速やかに教室に戻って授業を受けるというスタイルだった。

ダンスのときこそ音楽が流れるけれど、それ以外の徒競走では音楽はかからない。

マイクでのアナウンスはあるけれど、白組も紅組もあったもんじゃない。一応、帽子は紅白に分かれていたけどあれ意味あったのかな。

白組頑張って、紅組負けるな、みたいな呼びかけもなにもない。というか機械的に割り振られた色に帽子をひっくり返してかぶってるだけ。

娘が学校に行きだして早くも2年だけど昨年も今年もそんな運動会だったから「いわゆる普通の運動会」を娘はまだ知らない。

保育園のときもそんなに色分けで競い合うことはなかったし。

 

私の小学校時代など白組450点、紅組466点、みたいな感じでまるで紅白歌合戦みたいな競い方だった。

それが、運動会の日は授業もあります、給食もあります、という感じでなかなか忙しい土曜日だった。

 

一緒にお弁当なんてもちろんとんでもなかった。

姉に聞いたら姉の子どもの小学校は親の参観禁止だったらしい。各学校コロナ事情に合わせて工夫というか限界の中で開催しているんだろう。

 

これってきっと暫く続くのかも知れない。

今の感染者数がずっと続いたり時々1桁、ゼロとかになっていったらまた変わるのかも知れないけれど。

マスク生活にしろ、消毒生活にしろ、すっかり生活の一分になっているけれど運動会とか遠足とか非日常体験が気楽にワイワイ行えないのはなんかかわいそうだなと思う。

とはいえこれしか知らないからあまり気にしてないのか...。

【映画鑑賞】震える舌

Twitterを日がな眺めていると自分とは対局にある人達の主張を目にする。

その一つがワクチン反対派。

つらつらと両陣の主張を見ていたところ、ワクチン推奨派の人のコメントで「震える舌と言う映画は絶対見たほうがいい」とあったので、よし見てみよう!と子どもたちと見てみることにした。

 

まあ、恐ろしいのなんの。時代背景は私の子ども時代くらいだろうか。

破傷風によって命を奪われかけている女の子とその家族の話なのだけど、とにかく怖い。ワクチンは超大事。

もう怖くて怖くて、あれを見てもなお「ワクチンよりも自然のチカラで」とか言う人がいたら鬼。

鬼以外に形容のしようがない。悪魔のほうがふさわしいか。

 

とにかく、ちゃんとワクチンを打ち、自分の命も子どもの命も守ること、病気になっても重症にならないようにちゃんと防いでいくこと。

そういえば娘が昨年水疱瘡になったけど誰よりも近くでベタベタしていた息子には全くうつらなかった。きちんとワクチンを打っていたおかげだと思う。

小児科医にも「ワクチン打ってる?なら安心だね。最近はワクチンをちゃんとみんな打ってるから感染力は強いけど大丈夫だよ」と言われた。

 

ワクチンを打ちたがらない人は「みんな医療界、製薬業界のカネと権力に騙されている」などという。病院の渦中にいて全くそんな感じはない。医師だって責任があるから変な薬やワクチンは普通は使わない。

ワクチンを子どもに打たせないと息巻いている人は、きっとその昔自分はワクチンを打っていたかもしれない。

ステロイド否定派にしてもそうなのだけど、標準治療から遠ざかろうとするほどに崖に転落仕掛けているような、そんな危うさを感じてしまう。

ワクチンに懐疑的な人にこそ見てほしい。

本当にいろいろと考えさせられる映画だった。

震える舌