子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

毎回、選挙はどうしてこうも不便なのか

4/26は統一地方選挙でした。

 

なんか、公示期間がやたら短くないか?と思ったらこんな違いがあるそうです。

 

【公示(こうじ)】


内閣の助言と承認に基づき、天皇陛下が選挙期日の公示行為をします

 ・衆議院議員選挙(総選挙)

 ・参議院議員選挙通常選挙


【告示(こくじ)】


事務を管理する選挙管理委員会が選挙期日を告示します

 ・国会議員の再選挙・補欠選挙

 ・地方自治体の首長と議会議員の選挙


公示・告示は、参議院と知事選が投票日の17日前まで、衆議院が12日前まで、都道府県議会選挙は9日前まで、市長選と市議選は7日前まで、町村長と町村議会選は5日前までに行われます。


公示日・告示日に立候補届が受理されると、投票日に向けた選挙運動が始まります。


期日前投票不在者投票は、公示・告示の翌日から実施されます。

 引用元:選挙ナビ

なるほどーそれでか。

何週間か前に、友達と川崎で遊んだ時にやたら演説合戦があって「どうしたんだろうね」って言ったら友達が「もうすぐ統一地方選挙じゃん」て。

 

恥ずかしながら、自分の地区はないんじゃないかなぁーなんてのたまってしまったけど、あれよあれよと告示があって、しかもいつもと違ってものすごい大きな板。そこに50人以上はいる候補者のラインナップがずらり・・・。

 

圧巻でした。

 

保育園のお迎えがてらちらちら見て、(時間があったときだけ)あとは役所前で見ました。

日曜日は忙しいので、いつも期日前選挙です。

 

今回は板に貼ってある候補者のポスターが二枚重なってたり(違反??)人数も多くていったい何だろうとよくわからないまま選挙に突入して誰かを選ばなくてはいけなくて、すごく大変でした。

公示日が短い上に、昼間家にいないせいか、候補者の生の声って3人くらいしか聞く機会がありませんでした。そのうち一人は「ないなぁ」なんて思って。

 

仕事だろうが選挙だろうが、同級生だろうが、なんだろうが思うのですが「その人と何らかの関わり」や「つながり」がないと永遠に赤の他人なんですよね。この社会の問題も、世界の問題も同じく。

 

たとえば、ここ2年くらいで不思議とスイス人の知り合いが増えてグッとスイスに関するニュースが身近になって知ったかぶりになってますが、それまでは、えーどこだっけ??オーストラリアとどっちが広いのぅ??なんてレベルでした。

 

今回の選挙でも、「この人もあの人も子育て支援というけどどう違うの?」とか「これって区議会議員なのになんで原発問題が公約なの?」とかいろいろ分からないことが多くありました。

そこを細かく突っ込む余裕がなかったので、結局、一番考えの近そうな人に入れたのですが、毎回フラストレーションな選挙システム。

 

夫など、私が当日に投票用紙を持たせたのに結局「行かない」という権利不履行をしたのですが、「行かない人が文句は言えないんだからね!」とは言ったものの、そもそも日曜日一日限りでわざわざ家からも駅からも遠い、学校に投票に行かなくてはいけないのでかなりハードルが高いですよね。

 

ネット選挙、とかいわれますがネットで投票ができるのかと思いきやそうではないし。

投票率の低さをよく嘆く人がいるけど、

この時代になってもまだ紙と鉛筆で投票とか、

駅とかコンビニとかよく使うところで投票できない

という不便さが投票率の低さであって無関心がすべての理由ではない気がします。

とくに、娘が産まれる年、その数週間前にやっぱり選挙があったのですが、私は元気だったから期日前投票をしに、えんやこらと役所までの長い道のりを炎天下のなか歩けたけど、体が弱いとそういうことすらできないし、高齢者や妊婦さんで投票を諦める人も多いと思います。

 

ネットだとなりすましとかが問題になるんだと思うのですが、何か個人を証明できる方法ってある気がするんですけどね。

 

社会に自己表明する貴重な機会なので不便だからと棄権する気はないのですが、どうにかならないもんかねぇと思います。