子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

「労働契約書にないことは一切やりません」という子にならないために

入社以来、事件しか起こらない我が社。

歴代の先輩方がdysonの掃除機の吸引力くらいの速さと強さで辞めていったのはあまり事件にも入らないですが、日々、日々こじらせ案件も多発します。

 

たとえば、姫子ちゃんと呼んでいる5歳以上年下の後輩。目の中に火花が散る発言や行動も多く、社長がこれまた「よしよし」ってしていて、毎回暗澹たる気持ちになります。

 

本人に悪気はないし、私も仕事の中で助けられたりすることもあるし決して悪い子ではない、それは確か。

 

だけどだな、「私は労働契約にない仕事はやる気ないんで」と言い切っちゃうって、ちょっとそれ、空気と言うか会社の状況読めよという話です。

 

ここまでひどくないけど、まあ夫にも少し似てる考えかもしれません。「労働=搾取」「働く=契約行為」、以上。という考えです。

 

一面的には理解できますし、私もそう思います。会社で働くと言うのは契約を何らかの形で結んでいるわけだし、会社側もそういった約束や社会との約束(労働基準法等々)に則って運営しなくてはいけないですから。

 

ただ、「あ、そうだよね。よしよし」と私は思えないです。

 

いまの自分の会社と言えば「全員プレイヤーであれ」というのを求められています。

私も企業病をいい加減脱却しなくちゃと腹を括ってます。ITの、しかもちっちゃい会社ですから、むしろいままで求められたこなかったことが異常かもしれません。

 

そもそも、働くって生きることだし。

搾取とか契約とか、そういう定義って後付けだったりブラック企業にたいするものだったりするはずで、労働が一億総おしなべて搾取だ、搾取だ、なんて思いません。

 

神が人に与えたもう苦しみ、しかし同時に収穫の喜びも与えるともあります(by 聖書)。

 

前段が長くなりましたが、姫子ちゃんのトンデモ発言を聞くたびに「わが娘よ。君のたまいたもうことなかれ」と将来を案じます。

 

こちらのブログにもおおいに感化されたのですが。


子供をバカッターにしないためにはお父さんがどう動くかが大事という話 | More Access! More Fun!

 

そしてこんな話もありました。

 

子どもには英語もITのスキルも身に付けて欲しいと思っていますが、その大前提にある、この世の仕組みや思想とか言葉(言語)の成り立ちといった本質的なことこそ知って欲しいと願ってます。

 

英才教育を施せるほどの積もるものもないけど、英語やITに限らず世の中を読み解く力や読み解けないものを意識するといったことをしっかりつかんでほしいなと思いました。

 

姫子ちゃん、バカッターではないけど、buzzメディアのヘビーユーザー。別にそれも否定しないけど、仕事関連でもソースがバズとかで。二次、三次利用されてる記事とか。。。

 

むむむ。もう少し、幅広く、信頼性のあるメディアを探せないものでしょうか。

 

でも、ITの世界のメディアって本当にもう失望感でいっぱいになるところも多いのも確か。。。

 

いろいろ考えるとリテラシーって「そのものの本質を見抜き、考え抜く力」ではないかと思います。

 

というわけで、私もかかわりますが、ここは「小説を読んだことがない」ことが自慢の夫にもぜひ協力してもらい、娘のさまざまなリテラシーをあげ(てあげ)たいと思いました。

 

バカの壁 (新潮新書)

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 昔はやりましたねぇ。お父さんに借りて読んだな~。