子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

嵐が止んだ後に。

昨日で嵐が活動を終えた。ジャニーズのコンサートで最後に行ったのは誰だったろう。KinKi Kidsかな。V6かな。嵐は一度も見たことがない。だからファンというのはあまりにもおこがましい。

嵐って日本のあらゆる景色の一部だったと思う。これはSMAPにも同様だった。

テレビをつければ一日のどこかで嵐に出会えるし、一歩外に出ればどこからともなく嵐の音楽が流れている。SMAPもそんな感じで日本の津々浦々に深く染み込んでいる。

もう、空気のようにあって当たり前になっていた。

それが2020年12月31日で活動を休止するという。

SMAPと違って2年前にそれを発表してくれて時間をかけて丁寧にファンに語りかけていた。SMAPだってファンにそうしたかっただろうけども、できない事情が幾重にもあったんだろうと思う。

 

その昔、Jr(ジャニーズJr)のオリキをしていた。当時、飛ぶ鳥を落とす勢いで人気だったのは剛くんと健くん。私が好きだった人は岡田くんととても仲が良かった。

でもデビューはできず、V6がデビューしてその後ろで踊ってたっけ。

あの頃、さらに若手(というか小学生〜中学生)の中に翔くんや相葉くんがいた。

穴沢くんとか絶対デビューすると思っていたらメンバーの中にいなかった。

嵐がデビューしたときは私が受験真っ只中で、世の中の動きを知らずに生きてたから、本当に遠くの出来事みたいに思っていて、そのまま私も大学生になって社会人になっていった。

 

ファンだった頃のジャニーズのことはもう遠い昔の話みたいだけど、それでも改めてSMAPとか嵐の凄さを思う。

ファンじゃないのに喪失感があって、これはなんだろうかと思う。

 

ふと、ビストロスマップやらないかな、とかスマステを土曜の夜に見たくなるみたいに、VS嵐とかMステの特番に出るかなとつい思ってしまうとか、なんかそういう何気ない日常がまた一つなくなるんだなと思った。

 

でも、5人の人生を考えれば40歳になるやならないやのこの時期、アイドルでこの先も生きていくかどうかは重大で、いますべき決断だったのだろうと思う。

 

ともあれ、嵐が活動した21年はそこかしこにたくさんの跡を遺しているし、それは本物の嵐の後の傷ではなくて、世の中のでこぼこや一人ひとりの心のささくれを癒やしたり守ったりするようなものだと思う。その余韻は、きっと続いていく。

 

一度くらいは、ライブに行きたかったな、と今さらながらに思う。

こういう感じの人達ってこの先もうあんまり出てこないかもな。ずっと第一線て彼らは本物のスターなんだろうなとしみじみ思って泣けた今朝。

 

まあ、そんなJrオリキ時代が