佐藤可士和の世界を堪能する。
友人が「佐藤可士和展、興味ある?」と誘ってくれた。しっぽを振ってついていった。
久々の六本木。東京タワーが近いのにあんまり見られなかったよ!
だけど、青山はその名の通りで21世紀においても意外と自然豊かだし、私が東京を好きな理由がここらへんには凝縮されている。
背中合わせの六本木と麻布、六本木と青山なのに、道を一本隔てただけで匂いも空気も変わる。
これこそ東京マジックだといつも思っている。東京には各町の持つ「プライド」みたいなものがある。
だから「ほぼ新橋じゃん」と思っても、銀座は銀座だし、青山と六本木にも違いがあるなぁと思いながら、青山の広場から六本木の高層群を眺めていた。絶景かな。
都会大好き。
肝心の可士和展は、平日の昼間とは思えない大盛況。
「みんな暇だよね」と友達と話してたけど、私達もね。
実は、佐藤可士和さんて、UNIQLOとSMAP、キリンくらいしかイメージできなくてその創作活動のほとんどを存じ上げない。何ヶ月か前に久しぶりにメディアで見たなぁと思ったら、芸術家になっていらっしゃってて「とうとうデザイナーからアーティストになったのか」と思っていた。
しかし、すごい。
そばで働けないし、そもそもそういうセンスの欠片も私にはないし、ただただ「へぇ〜〜」と感嘆するばかりなのだけど思っている以上に私達の日常に可士和デザインが息づいている。くら寿司も、NISSINもセブンも...。
ロゴデザインだけじゃなくて団地もそういえば作ってたし、明学のデザインも手掛けている。
一番驚いたのは、ミスチルの「シフクノオト」だったのだけど「え??これも??」という驚き。
なのに、今見返したら撮ったはずのミスチルのやつが全く無くてショックすぎる。
あの写真を撮りにまた、展覧会行きたいレベルでショック。
というわけで、帰りには「ミスチルのライブにそろそろいかないとね。いつ行けるかね」と友達と話しながらバイバイをした。
知人はそうした環境にも甘んじず、さらに大きく羽ばたいて、世界に向かって活動するという。彼女の努力・能力・センス。すべてが生かされていくことを心から願いつつ、私も明日から頑張ろう。