子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

スポーツを楽しむ。

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いつからかオリンピックが楽しくなくなった。最後にオリンピックだ!と思ったのはバルセロナ五輪だったかな。今調べてみたら92年だった。さすがにもう少しあとくらいまでは楽しんでいたような気がしなくもないけど、シドニーとかはすでに記憶にない。

やっぱりバルセロナあたりが純粋に楽しんだ最後だったのかも。年齢的なものもあるだろうな。

バルセロナの記憶もそこまではないものの、五輪でそんなに「日本!日本!」って言ってたのかな。柔道とか日本のお家芸はともかく、もう少しおおらかだった印象がある。

やけに日本、日本て騒いでるなぁと耳障りに感じたのは長野の冬季五輪のとき。でもあのときは開催国が日本だったから浮かれているのだろうと思っていた。それに日本選手もとても活躍したし。

 

いずれにしてもおとなになるにつれてオリンピックにはそこまで興味もなく、テレビが全部特番になっちゃうのはつまんないな、くらいの距離感で過ごしている。

 

スポーツ自体は嫌いじゃない。あんまり好きじゃないと思っていたけど中学の時にテニスを始めてから、こんなに個人が向き合えるスポーツってないな、楽しいなと思った。

あまりにも下手でラリーなんかできないからただただ壁打ちをしていたけど、その壁打ちに明け暮れた中1の冬は本当に楽しかった。

自分一人で走ってボール取って打って...。

誰にも迷惑かけないし、誰にも文句言われない。それが良かった。

 

だから今でも個人競技にはついつい目がとまる。夏のテニスもそうだけど、冬のスケート、スキージャンプ、だいたい個人の競技が多い。団体スポーツもチームワークの良さとか励まし合うようなやり取りとか、胸をすくようなチームプレーとか見どころはたくさんあるけど、個人競技は個性の光り方に面白みが凝縮されている。

 

連続でオリンピックに出ては注目を集めている、高梨沙羅選手、羽生結弦選手。今年の五輪でも当然大活躍だった。

ただ、彼らが大会前から注目されるほどになんだか勝手にこちらは苦しくなっていた。

「日本のために」とか「日本を代表して」とか、そんな形容で語られることも、「さあ金メダル目指して」と他人に言われていることにも。

出るからには頂点を目指していることに違いないのだけど、他人が言うことの違和感というか。

マスメディアのリポートはいったんさておき、選手たちのいきいきとスポーツに取り組む姿ってかっこよくて素敵だ。

日本のメダルがいくつってことよりも、これ(スポーツ)って楽しいんだっていうキラキラした姿が、スポーツを見る楽しみだったりする。

 

フィギュアスケートはExhibitionが何よりも好きというのも、選手たちが戦いや順位と離れて純粋に音楽と踊りと滑りを楽しんでいるから。

今回はみんなどんな表現をするのだろう。Exhibitionを楽しもう。