子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

謝罪について考える。

f:id:like_little_children:20210917214344p:plain

病院の昼休み、食堂ではなぜか「ひるおび」が流れている。個人的にはワイドスクランブルでもいいしサラメシ再放送でもいいし、たまにはバイキングMOREでもいいんだけど。

恵さんはともかく、八代弁護士のあの感じが数年前からなんとも言えない違和感といういうか不快感を伴ってしまい、家でうっかりTBSになっていたら即座に変えるレベルで好きじゃない番組。

まあ、かといって流れているものを止めようとは思わないし、社会全体(病院職員)のニーズも個人がないがしろにできるものでもないので、文句も言わずにひるおびを眺めている。

先日の放送で、共産党に対して「暴力的な革命」を党の綱領にあると言ったとか。

それに対して謝罪をしたとか。

そしてまた、二度目の謝罪をしていたところをちょうど目撃した。

その直前までは他のことに気を取られていたから、なんで急にその話が出て謝罪して最後はなぜか江田議員にまで謝って、意味わかんないな〜と思ったけど、意味を考えるより先に、八代氏みずから「ところで江田議員......」みたいにむりくりと話の方向性を曲げていった。

 

二度目の謝罪を見ていて、「これってあやまっているのだろうか」とそこがずっと引っかかってしまった。

「私の発言『共産党暴力的な革命を、党の要綱として廃止してない』について多くの批判を頂いた。現在の共産党の党綱領には、そのような記載は存しません。私の発言により多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」

共産・志位和夫委員長「謝罪したものと受け止めます」八代氏が改めておわび(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース

 

要するに

  • 批判をいただきました
  • 迷惑をかけたことをお詫びします

と言っていて、衆院選前の微妙な時期に江田議員すいません、みたいなことをニヤッと言っていた。

幾重にも違和感が残っていて、「謝る気がないことはわかったよ」というふうに受け止めたのだけど、ここ近年、こういう物の言い方がメディアでもすごく多いなと思う。メディアで多いというか、政治家やお騒がせな人の言い訳や謝罪が、「謝る気なかったけどみんながそう言うから迷惑かけてるよねごめん」みたいな。

 

実際にその当事者に謝ってるんじゃなくて周辺部に謝っているだけ。

 

関係ないけど、今日仕事で大きな失敗をしてしまった。何か損失を与えたとかではないものの、チーム全体の確認不足で認識していなかったことを、患者さんに謝らなくてはいけなくて先生も不在だったし、とにもかくにも最初に本人に謝りたいと思って、患者さんのもとを訪ねた。

 

謝るっていう時に影響範囲に対して頭を下げたり謝るのは当然としても、まずはその当人に伝えないと何も前には進めない。

少なくとも、今の職場では(過去のどの職場でも)ミスに対してはそうやって対応してきた。

仕事について言えば、少し患者さんはがっかりされていたけれど、「しょうがないよね。それはもう無理なんだよね」とおっしゃっていて、一応の納得をした...かな?どうかなというところ。

いずれにしても良いことではないので、また不快に思われるかも知れないしその都度、謝ることしかできない。制度上のことでどうしようもなく...。

 

話はまた戻るけど、昼間の八代弁護士の謝罪だかなんだかわからない話を聞いていて、人に謝るときって、「ああこの人は申し訳なく思っているんだな」というのってすごく伝わるんだなということを思った。

心から謝ったり感謝できる人でこれからもいたい。