子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

謝ること、繰り返さないこと。

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娘が鍵をなくした。

母からそう連絡が入った。娘が物をなくすなんてまず考えられない。私ならともかく、非常に几帳面な娘のこと。まずありえないだろう。

そう思って、「学校でなくしたの?家に帰ってきてから?」と聞いたら家に帰ったあとであろうとのこと。

メールでのやりとりだったから続きは帰宅後に。そう思って、家に帰って娘に「どこでなくなったかわかる?」と聞いたら「たぶんね、弟に鍵の在り処を教えたからだと思う」とのこと。

それはもう高確率で息子の仕業だろうな。

そう思って、息子が勝手に入れちゃいそうな場所をくまなく探した。引き出しの中、かばんの中、棚の中...。どこをさがしてもない。

 

仕方ない。時間ももったいないし本人に聞いてみよう。そう思って叱らずに「どこに隠したか教えてくれる?ママ全然わかんないよ」。そう呼びかけたら、照れ笑いをしながら「ここだよ〜」とストックしてる食品の間から家の鍵を出してきた。

そこか。毎度わかんないな。

 

とりあえず、娘にも「よかったね、あったよ」と伝えた。

 

夜、ご飯を食べた後に改めて鍵を娘が探していたこと、おばあちゃんもすごくショックで驚いたこと、大事なものを隠したり勝手に取ることはいけないこと、娘に謝るかどうかを尋ねた。

息子は「やってはいけない理由」をいくら丁寧に説明してもちっともわかっていない。

だってだって。だってさ、○ちゃんと遊べなかったから。とか、○ちゃんと△したかったから、などの言い訳をする。

 

本当にそういう思いからだとしても全く関係ない、「鍵を隠す」ことを肯定したり納得することなどできない。

 

最終的には謝っていたようだけど、謝ること以上に「もう二度としないこと」を約束して守って欲しい。最近はその思いがすごく強い。

娘に手を出して目尻を傷つけたり、頭にボール(家の中だから柔らかボールとはいえ)をぶつけたり、息子の行動は目に余るものがある。

その都度、丁寧になぜいけないか、きちんと毅然と説明しても、次の瞬間にはまた手が出てしまう。

謝っても意味がないというか謝っても結局、同じことを繰り返されては娘も謝罪を受け入れたくなくなる。その気持ちはすごくわかる。

 

戦争だって、犯罪だってきっと同じなんだろうな。

謝ることと、二度とやらないことはセットでなければ意味がない。

家庭内や個人的関係の中の出来事であっても、謝ることと二度と同じ過ちをしないことをセットでできなければ信頼関係は築けない。

どうしたら息子にそれが伝わるかなぁ。

 

なかなか悩ましい。