2年前に子どもたちが嬉々として使っていたおもちゃの人形用ベビーカーがある。粗大ゴミでいつか捨てなくちゃな、と物置部屋に畳んでしまっていたのだけど、ある日それを息子が見つけて引っ張り出してきた。
娘と二人でそれはそれは楽しそうに夜な夜な遊んでいる。
娘は息子といると「トーマス」とか保育園で習った歌とか、どうかするとアンパンマンも楽しそうに見ている。
それって、娘にとってすごく「安全で安心な場所」なんだろうなと思う。
もう小学3年生になって、学校でも習い事の先でも、「3年生の娘」が求められている。でも家では毎日を積み重ねて今がある、我が家の一人娘でそれ以上でもそれ以下でもない。「3年生として」なんていうプレッシャーなんてきっとないだろうし、好きなものに十分に浸かってもらっていいと思っている。
大人だって、昔の歌を聴いて懐かしんだり、ちょっと頑張れたりするんだから、子どもだって幼い頃に聞いた歌、楽しかった思い出のあるアニメはきっとちょっと息抜きできたり、頭を空っぽにできるんだろうな。
娘が息子といつも仲良く遊べるのは、きっと知っている遊びを遊びこむことで心のストレス解消になっているというのもありそう。
戻れる場所があること、知っていることはとても大事なストレスマネジメントだなと思う。