子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

「ハハーン」

娘が息子と遊んでいて、不意に「ハハーン」と言っていた。こんな言葉、普段家では飛びかわないからどこで聞き齧ったのだろう。

言葉って面白い。

なるほど〜、みたいな言葉を「ハハーン」ていうとすごく軽い感じになる。

ちょっと前にふと漏れた言葉のように「ハハーン」てICの時に言ってた先生がいたけど、気が抜ける。

病院なんて手術とか検査とか一分の狂いもなく進めるべき展開以外では弛緩してるくらいがちょうどいい気がするから、緊張している家族にとってはさぞ困惑したことだろう。

困惑が緊張のほぐれにつながれば先生の戦略とも言えそう。

 

我が家では常に弛緩状態なのだけど、娘の語彙の中で、この言葉がどういう意味を持ってるんだろう。

他でもなく「ハハーン」て声になってしまうってなんだか面白いし、こういう言葉の本能的感覚ってまさに「母国語」なんだろうなと思う。

 

耳をすまして聞いていると、定義の難しい、だけど日本語を母語とする人が共通認識や共有している言葉っていっぱいありそう。

 

漫画っぽくもあり、セリフっぽくもあり、胡散臭くもある言葉だけど「ハハーン」なんて言われると真面目な場面でも笑える。

 

と思ったら「タッタラーン」という擬音語で娘がトイレから登場してきた。