先生のことがずっと気になっていた。
娘の担任は新学期当初から産休に入るとわかっていて、夏休みを境に新しい先生に担任が変わった。
娘だけを見れば1学期はなかなかの波乱を感じさせてくれた。友達への対応もそうだし、授業態度も決して良いとは思えなかった。授業参観でそう思うんだから普段はどれだけよ??って思って呆れていた。
それが、夏休みで中和され2学期に入って間も無くの運動会では想像以上にかっこよく踊り切っていて、関係ないと思うけどずっと来賓席の前で最前列で踊っていた。それこそ指の先から足先までピンと伸ばしたりしなやかに動かしたりと、上手に踊っていた。
娘もようやく落ち着いたか。新しい先生が来たことで3年独特の不安定さが少し抜けた感じもあった。
その前後で個人面談もあって、娘が1学期に友達に良くないことをしてしまっていて授業態度も悪かったことが気になっているという話をしたら「ものすごく真面目に、きちんと前を向いて授業を受けている」という先生の評価。
随分変わったな、とホッとしていた。
それなのに。
気がつけば、連絡帳や宿題やテストの返却の時のサインが違う。いつものあの2学期からの担任のものではない。誰?って聞いたら副校長のサインだった。
それからずっとずっと、副校長が娘のクラスを見ている。
先生は?って聞いたらクラスにいて丸つけとかしてくれる、と。だけど、やっぱり授業には立ってなくて副校長が見ていると。
「教師のバトン」も見ているし、すごく不安。
PTAのママ友に聞くと「え?娘ちゃんのクラスって学級崩壊って聞くよ。それが原因じゃないかな?」とのこと。
娘からははっきりと聞かれないものの「男子がうるさくて読書ができない」とか「今日もバカって言われた」とかいう小言は日常茶飯事。
ちなみに「バカとか死ねとか言われたことに対しては『話しかけないでいただけますか?』とか『あなたと話しているのは時間の無駄です』くらい言っていい」と娘に伝えた。
後日聞いたら娘はちゃんと先生(副校長)に話して和解したらしい。最善の解決策。親の言い分は喧嘩を合法的に売ってるだけ。全然推奨できないやつだった。
そんなこんなの中で2学期は終わってしまった。
すごく良い先生だっただけに、子どもたちのせいで心を病んでしまっているとすればすごく申し訳ない。
クラスの子どもたちの荒れっぷりにも気を止めずに、気を揉まずに過ごしてくださるといいのだけど。
それに、人間関係は相互作用だから、子どもだからって無限に許されるわけでもないし、ダメな場合は登校禁止とかできないものかな。もし息子がそうなったら、それは息子の特性も考えて仕方ないかなって思うし、社会的にアウトなことはアウトっていうもの(人権侵害)はあるだろうと思う。