子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

今日は何の日?

先日、面接を受けた時に教員免許(社会科全般)を持っていることに驚かれ、「地理や歴史が好きなんですか?」と聞かれました。

うまく答えられなかったけど、好きっていうか。なんていうか。

素直に好きと言えばいいと思うんですが、なんというか関心のある、私にとってはものすごく重みを感じるテーマです。

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小学校一年の夏、「24の瞳」という映画が公開され、観に行って肺結核の怖さと戦争の悲惨さを胸に刻んで小説も買ってもらって読みました。小学校3年の時に「あの子たちの夏」という朗読劇を聞きに行ったり、「白旗の少女」を本で読んだりテレビで見て大泣きしたことも覚えています。

 

そういうこともあり、第二次世界大戦、アジア太平洋戦争は私にとってすごく悲惨な出来事として心に刻まれました。

そのあと、中学生の時に戦後50年を迎えて村山談話が出されたり従軍慰安婦問題が取りざたされて、高校時代には日韓の近現代をテーマに課題学習をしたり。

 

あとはおばあちゃんにもなんどもなんども戦争時代の暮らしを聞きました。

浪人の時には近現代を専門とする日本史の先生に習ったこともあってさらに興味が深まったというか。

そういうこともあり、沖縄の本土決戦から終結、そして今日の広島原爆投下、3日後には長崎、そして8月15日という1945年の歩みはなんども学んだりしてきた出来事です。

 

今朝テレビを見ていたら「今日は??終戦記念日?」とか言ってる人がいて心底信じられず、ただただ驚きました。

 

昨日はクローズアップ現代で「被爆者の体験談を聞く機会を設ける学校が減ってる」という話も出ていました。

 

国際化とか言ってる暇があったらちゃんと歴史から学ぶ力をつけないとダメなんじゃないの??って思います。

 

そういえば、私が幼稚園児だった頃「かわいそうなぞう」とか「ひろしまのピカ」とか「ちいちゃんのかげおくり」とか戦争をテーマにした絵本や子ども向けの本も結構あって戦争って絶対いけないんだって子どもながらに思いました。

戦争が起こると、動物園の動物や水族館の魚も犠牲になるし、被害を受けるのは人間だけでなく自然も同じですよね。

 

子どもにも戦争の悲惨さは伝えたいし、自分自身も戦争に巻き込まれた人の悲しみや痛みに鈍感でいたくないなと思いました。

 

やっぱり戦争がないって大事。