子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

娘の出した答え。

一斉登校が始まって数日目のこと。娘はいつもの待ち合わせ時間、場所に着いてお友達を待っていた。

私と息子は保育園へ。その日息子の機嫌がとても悪くて荷物も両手に抱えてたけど、さらに抱っこで保育園に向かった。時間の面でもどうしてもこれ以上は遅くなれないという時間に差し掛かってしまっていた。

だからお友達の姿が全くないのは少し気になったけど、待ってれば来るかなくらいの気持ちだった。

 

保育園に着いたら、娘と登校の約束をしていたお友達のきょうだいが一足先に保育園にいた。

いつも見送ってから親御さんが保育園の送迎をしているから、それはつまり...もう出発したってことかもしれない。

でも、そんなに時差もなさそうだし、うーん、行ったかもしれない。そういう淡い期待をして、まずは息子を保育園に預けて、娘が友達と待ち合わせしてた場所までとんぼ返りをした。

 

いない。

ってことは行ったかなと思ったけど、数メートル歩いたら見覚えのある帽子...あれはもしや?と思ったらやっぱり娘で、声をかけた途端に涙ポロポロ。

友達が待てど暮らせど来ない不安、人がどんどんいなくなる不安、遅刻してしまう心配。娘の中に錯綜したであろう気持ちを思うと胸が張り裂けそうだった。

それでもどうしても遅刻できない日で、学校まで送り届けることができなかったから、学校にも連絡をして、娘にもよく話をして途中まで送った。

あー心配。ちゃんと学校行けたかな。変な人に声かけられてないかな、泣いて歩けなくなってないかな。

 

なんなら、娘の持ってた傘も持って職場に行ってしまった。

遅刻しちゃう、傘がない…って娘のパニックに私まで加担してるし、そもそも私が学校まで送ってあげられれば良かったのかもと私も一日もやもやとした。

娘はその日、スイミングスクールだったから帰ってきたら疲れ切っててあまりゆっくり話すことはできなかったけど、翌日は「ママと一緒に行こう。早くお家出たら学校の方まで一緒に行けるよ」と伝えた。

 

その日から、娘は友達とは別に私と息子と3人で途中まで登校していて道の途中からは知り合いや知り合いじゃない人や、たくさんの小学生に紛れて歩いていく。

娘曰く

「遅刻はすごく嫌なんだ。早く行きたい。ママと行きたい」とのこと。

これもまた、今後友達と行きたいと思えば、またそれを友達と約束すればいいし一人で行きたいと思えば一人で行くのも悪くない。

少しずつ、娘が話してくれたのは「一緒に行くのに全然並んでくれない」「話してくれない」ということ。

仲間外れとかそういう言葉を知らないけど、そういうシチュエーションて十分傷つくし、悲しいものだよね。

娘が他人にそれをしないように、そういう時の悲しさを知ることでお友達の気持ちも少しだけ想像を馳せられるなら良い経験に変えていけるかな。

親としては、どういうアプローチや声かけがいいのかわからないけど、娘が言ってくるまでは取り立てて話題にもせず、家では楽しい話もたくさんして、美味しいもの食べて...。

 

娘が話してきたときにはちゃんと聴こうと決めている。