子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

コミュニケーションが苦手だった。

娘が小学生になってはや4ヶ月。保育園の時は先生や友達に挨拶ができてたけど、外で先生や友達に会っても蚊の鳴くような声でしか挨拶しない。

きっとみんなが「おはようございます」という場は平気なのだろうけど、1対1だと挨拶ができないんだろうなと思う。

いつかの私の姿だった。

 

小学生の時はあまりにも挨拶が苦手で右へ倣えと後ろを向いて前進したこと数知れず。

知り合いに会わないように、細心の注意を払っていた。

娘には「挨拶しないの?」とか促すけど心の中では苦手なのわかる〜と思っている。

そのうち、どこで会っても緊張しない相手ができるし、それが仲良しになっていくこともあるよってことも、知るんだろう。

 

私はだいぶ大きくなるまで挨拶が苦手で、「挨拶しないといけない」という義務感でなんとか挨拶する子どもだった。

それが変わったのは中学に入ってからだと思う。

中学はいろんな地域から人が来ていて、登校時間は大体同じだから駅で会う。そうすると、太陽みたいな明るい笑顔でみんな挨拶をしてくれる。そのことが衝撃的だった。小学校の時ってそういう感じがあまりなかったから。

もし、その相手に笑顔で挨拶を返さないとそのうち挨拶してくれなくなるだろうな〜と思って、思い切って挨拶してみた。

時間がずいぶん経ってからかも知れないけど、自分から挨拶ができるようになっていった。

こちらが思っているよりもずっとフランクに、かつ元気よく挨拶を返してくれる人が多かった。

もちろん、やっぱり右へ倣えしたくなる人もいたけど、そればかりでもなかった。

友達関係のことでは悩んだり落ち込んだこともあったけど、変な孤独感はなくていつも誰かと話せたり楽になる相手がいた。あの中学時代がなかったら、今頃まだ挨拶苦手な人間だったかも知れない。

 

時が経って今はもう人目も憚らず、自分のペースでやっていけるようになった。誰かが親しそうにグループで喋ってる横で保護者会を待つことも苦痛じゃないし、人がどうするかを窺いながら自分の意見や意思を表明することもない。もちろん、必要そうなら「ちょっと探ってからにしよう」とかはあるけど。

 

だからだいぶ生きやすくなった。中学時代がなかったら今の自分はないんだな。とこのたびPTAに立候補して思った。