結婚する前は、老後になったら夫と二人でお酒でも飲んでのんびりくつろいで生活できるといいななんて思っていた。
現実は全くそんなに甘くない。
結婚してまもなく、晩酌は一人でするもんだなと察したし、今となってはどんなふうに晩酌したいかを考えるのが楽しい時間になっている。
友人で料理がすごく上手な子がいて、その子が時折インスタに投稿している様子がとても素敵で真似てみたい。
お皿の上でオリーブだのチーズだの(5種くらい)ナッツだのを並べてワインと嗜んでいるらしい。
その子はアクセントにオリーブオイルなど垂らしているけど当然私はそんな洒落たことはしないだろうから、現実は個包装になっているチーズを冷蔵庫からいくつか出してきてむしゃむしゃしながらワインでもビールでも飲んでるんだろうな。
子どもが巣立ったら一人で飲むのかと思うと味気ない気もするけど、一人だと飲みすぎないことがわかっているからそれはそれでいいのかも。
もしもお金が潤沢にあったら年1−2回はイタリアに行って美味しいワインとチーズを食べたい。
次に人生をどうするか?と考えるのが老後になったということは私もそれだけ年をとったということなんだろうな。それにものすごく現実的に考えられるようになったというのは、年をとったから。
息子は3年先に小学生だけど、3年後の自分なんて想像すらできてないもの。
未来を見通せるのは、年齢と比例していると昔、学校の先生が言ってたけど真実だなと思う。
今が大きくて未来が遠いのは若さの特権だ。
未来のことばかり考えてあくせくするのは大人ばかりだものな。