第一子が生まれたのはちょうど8年前の夏。
娘の予定日が過ぎても生まれる気配がなく、病院に行くと「明日も陣痛が来なかったら入院しましょう」と言われた。予定日が過ぎて3日がたったときだったと思う。
理由として先生があげたのは「あまり予定日過ぎてもお腹にいると赤ちゃんの環境に悪い。羊水がだんだん濁ってきちゃうからね〜」ということだった。
!!
そんなことあるんだ。「羊水が濁る」なんて倖田來未が発言して以来の話。
今調べてみたら、その発言は2008年だった。
結局、その日の夜中というか明け方に破水してしまい、入院したのだけど破水以外特に何の変化もなく。
「今夜も陣痛が来なかったら明日から陣痛促進剤で産もう」と言われた晩に急速に陣痛が来て本陣痛からは2時間くらいで生まれてきた。
私の羊水が汚かったかどうかはもはや知るよしもないのだけど、たしかにずーっとお腹の中というのも3000グラム前後の赤ちゃんにとっては窮屈なのだろう。
汚いかどうかは医学的にもよくわからないけど、先生の発言を聞いてすぐに倖田來未のことを思い出したから、「濁る」の話は個人的にはびっくりした。
まもなく娘も8歳になる。
心音は聞こえるのに全く胎動がなくて入院してからも背筋がヒヤっとしたもんだが、子どもが生きていればどんな子でもいい、生まれてきてくれればいい。ずっとそう思っていた。
そして今、特に健康上の心配はなく相変わらず寝ることが大好きな子だ。
お腹にいるときも息子と違ってそれはそれは動かなかった。
友人が「お腹の中で蹴られてすごく痛い」と言っていたけど、そんなにはっきり蹴られたこともまずまずない。
本当に動かない子どもだったなと思うし、出産までの流れものんびりしたものだった。
倖田來未の言ってた「35歳で羊水が濁る」は無いにしても、予定日より大幅に早いと胎児の状態が心配になるように、大幅超過もあんまりよくないのか、ということをあのとき初めて知った。