「クレジットは未来への借金」おばあちゃんの教え。
クレジットカードのない生活なんて考えられない。
いろんな引き落としをクレジットカードに依存している。
だけどお店で、ネットで決済をするたびに思い出す一言がある。
「クレジットカード(月賦)っていうのは未来に借金してるのと同じよ」という祖母の教え。
来月は5万円入るから、3万円の買い物をしてもいっか。
そんな時代に今、生きているけど祖母の時代は明日の米さえも買えるかという時代。戦争で仕事も何もかもがいつなくなるかわからない時代。
そんな時代に生き抜いた祖母にとって、クレジットカードは恐ろしかったのだろう。
そして戦後の良い時代になっても結婚した相手(祖父)は不安定収入だった。
雨が降れば休みになり、雪吹きすさぶ日もレースがあれば仕事がある。
体力勝負で休みなく働いていた。
怪我をすれば傷病手当もなく、ただただ無給になってしまう。そんな仕事だった。だからクレジットをやむなく使うときは、かならず封筒に同額を用意して翌月まで取っていた。
そんな慎重な祖母の姿を母から聞かされていたし、祖母にも言われていた。今バンバンとクレジットを使う時代になったけど私の心のどこかで「ああ、これって今月で○万円くらいになってるよなぁ」と思うと、なるべく買わないようにと思えるし、クレジットで買った額以上に余裕を持てるようにとやりくりしている。
最近、立て続けに高額な買い物をしなくちゃいけなくて家計が火の車、というか赤字だけどクレジットを切るときに「明日倒れても払えるか」は自戒を込めて確認しておきたい。