早く見つかってくれるといい。
あまりにも辛い事件というか事故というか。
大雨だったのに外に一人で出たのか、何があったのか。
今はまだ誰もわからないけど、このニュースを見ていろいろと子どもたちのことを考えていた。
息子は2歳前後の頃から急に活発になって、あちこちをよじのぼっていた。
棚という棚、机も椅子も器用に駆使して登っていた。
ドアを開けるとか外の階段を降りるとか危なっかしい場面も好奇心が先立つのかどんどん行ってしまう。しかも本人は集中してすごく楽しんでいるからものすごく静か。
泣いたり、笑ったり声を出してくれたら気づくのにあっという間に足が随分高いところにある、なんてこともよくあった。
この子がどうして外に出たかはわからないし、一刻も早く無事に見つかって欲しいだけなのだけど、もしかしたら「勝手口の扉を開けられた最初の日」だったのかもしれないなとふと思った。
2歳前後に訪れる「初めて」の経験は普段親が当たり前にやってるのに子どもだからできないことが、できるようになっていく時期だったように思う。
我が家でいえば玄関の鍵を開けるとかも。
子どもにとってはただただ好奇心だったかもしれないし、その先の何か入念な計画などなくて進んで行ってしまったのかもしれない。
そうじゃないかもしれない。
わからないけど、この時期の小さな、幼い子どもの持つ意外な力というか、親もまだ見たことのない新しい体験を重ねていく年齢。
どうか、どうか無事に保護されますようにと願っている。