子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

子どもの友達。

昨年度までは保育園に通っていたから保育園では先生が子どもの様子を見ていてくれて、送迎には親が必ず付き添うからなんとなく子どもの関係はスケルトンだった。

誰と仲良くて、誰と喧嘩して、この子はああいう性格で...などなど。

 

小学生になると少しずつ「子どもだけの世界」「子ども同士で遊ぶ」という機会が増えていく。

今は自粛期間ということもあって、外遊びもそう長くはないけど、それでも晴れた日には公園に繰り出すことも週末にある。

普段は学童で閉じこもって勉強したり折り紙したりだけど、週末に公園で遊ぶのを娘は楽しみにしている。

同じマンションに0歳児から一緒のお友達Aちゃんがいる。

私もその子のお母さんとは比較的仲良くて保育園のママ友の中でも一番よく話す。

 

とても話しやすく、感じの良い方だ。

ただ、娘とAちゃんが遊んでいるのを見ると、なんとなく不安になる。

きっと私が過保護で過干渉なせいかもしれない。

些細なことかもしれない。例えば「一緒に遊ぼう」と誘われて近くの公園に一緒に行ったのに、行った先の公園で別の友達とAちゃんが遊び始めて娘はひとりぼっち。

 

他の時は、娘が乗っていた自転車をAちゃんが乗っていて全然返してくれないということもあった。

 

娘が苦手とすることに対して「そんなこともできないの?私はこれできるもん」ときっちりと主張してくる。娘はできないことを気にしてないけど、そう言われると気にしてしまう。

 

唯一、娘が速やかに逆上がりができるようになってAちゃんは悔しそうだ。

割り算も分数もできるAちゃんで、逆上がり以外はだいたいスポーツもできる様子。

本当に文武両道で将来有望だなと思う。

 

ただ、彼女の抜かりないマウントの取りっぷりに私自身が疲れている。暑い日に娘と遊んでいたのでアイスをあげたら「それうちにもあるから!うちのは限定のメロン味だから」みたいなコメント。

そうかいそうかい。

好みのわからないものを人にあげるときは、限定味よりも定番味の方が無難なんだよ、大人の世界では。

と思いながら聞き流したけど、絶対に「自分の方が優れている」ことを言いたいAちゃんを見ていると時々疲れる。

 

保育園時代、娘はもう少し友達の層が違ったけど、やっぱり家がすごく近いし何かと親しくさせてもらってる。何よりAちゃんのママは本当に親切だし嫌な感じゼロ。

 

でも、これ全部私の中の心配であり、娘がAちゃんをどう感じているかは別問題。

「たのしかった」と言って遊びから帰ってくることに安堵し、だけどベランダから見かけた子どもたちのやり取りや雰囲気に心を痛めてしまうのは私。

娘は今のところ一緒に遊んで楽しかったの気持ちもあるし、だけど自転車のことや仲間外れにされてしまうことには悲しい思いもしている様子。

だけど、子どもの友達関係に親が出る幕はない。

 

「何か嫌なことがあったらママに話してね」と伝えているけど、何も言ってこないし、娘の中でも消化できる程度なのだろう。親が思っているよりずっとタフだし、私は子どもの気持ちを考えすぎてオロオロしてばかりだなと思う。

 

嫌なことを避けてばかりはいられない。嫌だなと思った時に自分がどう対処するか、我慢するでも逃げるでもない、違う解決方法もあるし、逃げるも一時我慢するのもありといえばあり。

ただ、気持ちに蓋をしすぎて自分の気持ちが傾きすぎないでいてくれたら...と思う。

 

緊急事態宣言が解かれてないのに今月中に登校日があるらしい。本気か。

Aちゃんのママが教えてくれた。ありがたい。