新型コロナの怖さ
新型コロナについては今年の冬からいくつもの記事を読んで、どんな病気なんだろう、どんなウイルスなんだろう、かかったらどうなるのだろう...と読んでは考え、また忘れ、また別の記事を読んでは考えさせられ...を繰り返してきた。
そんな中ふと見かけたお笑い芸人の庄司さんの動画。
この動画はこれまで見てきた新型コロナの他の記事やテレビのコメントなどとも全く違う何か切迫したものを感じた。
この動画で庄司さんが、発症から入院に至るまでの経緯や入院中の様子などを詳細に話している。
普通のインフルや肺炎とは全く違うダメージの深さがよくわかる内容だった。
そもそもインフルだとか風邪をこじらせての肺炎の場合、厳格な隔離策までは取らない。もちろん、接触を避けたり感染対策をするのは当然だとしても、家で治療することもある程度できるし、よほどこじらせない限りはインフルなどは基本的に自宅で経過観察となることが多いと思う。
でも、この新型コロナでは普段鍛えていて健康な成人男性でもあっという間にO2が必要になったり、入院せざるを得なかったりする。
軽症や無症状の人もいて、その人たちの声を聞けばそれは「軽い」と思えるかもしれないけど、「軽い」から「重い」にはあっという間に変わっていってしまう。これが新型コロナの恐ろしさじゃないかと思う。
それに加えて家族との遮断。
面会もできないし、家族にうつしてしまったのではないかという不安と恐怖は、きっと庄司さんの心を蝕んだことだろうと思うし、身近に大切な人を思い浮かべる人は誰もが罹患するとこの恐怖心に囚われるのではないか、と思った。
時に涙を堪えながら、懸命にコロナの恐ろしさや自分の身に起きたことを語ってくれていた。
きっと今もその時の不安を容易に思い出せるのだろう。
もしも自分が彼の立場だったら...そう思うといくら考えても想像しきれないたくさんの不安と疑問で前に進めない。
だけど、頭の中でその想定はしておく必要があるし改めて身近な人を守るための徹底予防を年単位で行っていくしかない。
新型コロナのニュースは「見慣れた風景」になりつつあったけど、庄司さんの動画で色々と考えさせられた。