子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

プライバシーを守ること

子どもが小さいと、子どものプライバシーの守り方というのは少々難しい。

おむつの交換もするし、体も洗ってあげて清潔を保つ。

それに子供の持ち物も親が持つことが多くて、親子の境目があるようでないことが多い。

だけど、子どもがそれなりに大きくなって年中くらいになってくると自分のものを持ったり、それを大事にしたり、自分で持ちたくなったりする。

娘は小学生なので今、私が管理している娘のものというのはあまりなくてランドセルの中も本人が割と私任せなので一緒に確認したりする程度。

もちろん、ノートの中まで確認なんかしていない。私の中で、「人の鞄の中や持ち物の中身は見るもんじゃない」という固定観念というか思いがすごく強い。

その昔、私が小学生だった頃、今となっては定かではないけど母が「見ている気がする」という思いが強くあって母への不信感を募らせたことがあった。

たとえ親子であっても子どものものは子どものもの。私も母の鞄の中をあらためないように、母にも私の持ち物検査はするべきではないと思っていた。

その気持ちは今も強くあって、仕事でもどうしても患者さんの鞄の中から保険証を探したりしないといけないことなどがあるけど、必ず「見せてもらいますね」と了承をいただいて、なるべく複数人で確認するようにしている。

 

好奇心や興味で人のものを見る行為は下品そのものと思っている。

 

さて、今日たまたま外に出たら娘の幼馴染みがいて、娘と買い物に行く予定だったけど娘は「一緒に遊びたい」というので、時間を区切ろうか、任せようか、考えあぐねていたところ、自転車を交換して二人で遊び始めた。

 

幼馴染みの子はあと5分くらいで帰る時間だというので、じゃあ待ってるから遊んでいいよと少し待っていた。

そしたら、幼馴染みの子は娘の自転車のカゴに入っていた娘の鞄を開けて中から財布やメモ帳ケースなど、娘が大事にしているだろうものを中を開けて中身を取り出してみ始めたのだ。

え?何やってんの??と次の行動を思わず注視してしまったけど、私が(多分)ガン見していても悪びれることなくあれこれと覗いていた。

きっとただの好奇心。

なんの悪意もない。そう思うとなんていうべきかよくわからないまま「時間だから行くよ」と娘に声をかけて公園を後にしたけど、あれはなんだったんだろうとか、何か言った方が良かったのか、なんだったんだろうとぐるぐるしてしまった。

親でも子どものものはそうそう見ないし、娘のカバンの中に入っているものもよく把握してなかったけど、金目のものはないとはいえ、いとこにもらったもの、パパに買ってもらったものなど娘にとって大事であろうものがしまわれているから、やっぱり触るもんじゃないよな。

マスクしてたってダメでしょ、人のもの触ったら...などなど考えてしまった。

娘には「人のものは触ってはいけないんだよ」ということを人のプライベートを守ることに絡めて伝えたけどどこまで伝わっているやら。

 

私が神経質なだけな気がするけど、こういうことを習慣化しておくといざ、社会に出たときに相手のプライバシーを守ることがわけもなくできるからきっとちゃんと身につけておいた方がいいマナーではないかなと思う。

 

自分もやらないし、やられたら嫌だっていうこと。そういうコミュニケーションは大事だな。私もうまく言葉にできなかったので反省。