子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

家族と仕事。

3つ上の姉は看護師として働き始めて20数年、ずっと同じ大学病院で働いている。産育休で離れたことはあるけど、やめたことは一度もない。

姉の夫も同じく医療従事者で卒業以来、ずっと姉と同じ大学病院で働いている。姉は分院勤務だけど、義兄は法人本体の採用だから異動などがあって今は違う病院だけど、それでも同じ法人でだいぶ話が通じ合うところはあるのだろう。とおもう。

 

ちょっと前に、ある人(どうもお医者さん)が「夜中に緊急の呼び出しで病院に戻った。妻がなんだかんだと自分の働きすぎなことを含めてわかってくれていることがありがたい」というようなことを書いていらっしゃってて、姉たちのことを思い出した。

 

夫婦でどちらかがすごく仕事に比重を持つと、もう片方はそのことをどう思うのだろうか、ということによってだいぶ夫婦の関係性って変わるのだろうと思う。

姉たちの場合は、両方ものすごく仕事人間で、姉も義兄も子どものことをぎりぎりやりくりしながら、だけど絶対に仕事には穴を開けないように、状況によってはすごく残業もしながら働いてきている。

 

そういう意味では同じ価値観に立っているのかもしれない(仕事において)。

 

もしも、「そんなに働くなんておかしいよ」という人がパートナーだったら、関係を継続するのは難しかったのだろう。

片方が仕事人間で、片方がそうじゃないとしても、相手の仕事への情熱を理解できるかできないか、というのは最重要ではないけどかなりの比重で夫婦関係に影響を及ぼすのではないか、と思ったり。

 

自分自身が何度も離婚したいと思ったのは、仕事が忙しくなって決定的に価値観が合わないと思ったのもあったなぁと今は思う。

「職場に電話してすぐに辞めさせてやる」と言われたときは、病院に連れて行くしかないと思ったし、その後も上司の名前とかしつこく聞かれたのは今も恐怖。

 

私の仕事は一時的に極端に働きすぎだったのは確かだけど、すごく仕事が大事だと思っていた。

自分の心が傾くこと、思いがあることを第三者に制限されることはとても苦痛を伴う。だから、子どもが人の道を外すような、大きく逸脱するようなことじゃない限りは、応援できる母でいたい。