私が小さい頃に見ていたアニメと言えば、キャンディ・キャンディ。そしてパーマンが最も小さい頃の記憶だ。
キャンディ・キャンディは正直怖くてあんまり好きじゃなかったけど、姉が大好きだったから2-3歳の頃だったと思うけど、なんとなく一緒に見ていた。
パーマンは幼稚園の頃だったと思う。
藤子不二雄のアニメの中ではダントツ好きで、パーマンになりたいと願っていたくらいだ。私の分身の人形もほしいし、空も飛びたいし、ヘルメットみたいなやつをかぶれば自分がパーマンだと知られずに人助けもできて、超かっこよかった。
というわけで、子どもに「パーマンはどう?」と勧めたところ、娘も息子も大ハマリ。
今どきのアニメは作り込まれていて大人も楽しめるけど、ちょっと複雑だったり、戦いのシーンが結構おどろおどろしかったり、とくに息子はプリキュアでも「怖い」というくらいなので、パーマンくらいが丁度いいらしい。
細かく見ていけば「女なんだからご飯くらい炊けるでしょ」とか「男なのにメソメソして」とか、今どきには考えられないようなジェンダーの価値観が盛り込まれているけど、そこは昔のアニメだから...と割り切って楽しんでいる。
あのオープニングテーマが仕事中にも急に頭をよぎって元気になれる。思ったよりもずっと素人っぽい歌声で歌われていて、娘が「私は歌がうまいんだ」と言いながら、パーマンの歌を一緒に歌っている。
確かに、主題歌を歌っている人に比べれば大差ない歌声だし、そう思うと「うまい」のかもね。
ドラえもんとかも嫌いじゃないけど、パーマンとかおばQとか平和で好きだった。大人になったときにインターネットがあってよもやそれでパーマンが見られる時代が来るとは、幼少期の私は予想もしてなかったけど、こんな形で再会できるなんていい時代になったな。