子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

1日10時間保育園にいるのはつらい(?)

子どもを朝7時50分〜8時くらいに保育園に預けて、お迎えは6時半くらい。

だいたい、10時間前後、下手すると11時間以上預けている日もある。なるべくそうならないように、祖父母にお迎えをお願いしたり、残業しても7時半には間に合うように行くのだけども...。

 

保育園の話題については昔からつきまとうのが

  • こんなに小さい子どもがこんなに長く預けられているなんて(かわいそう)
  • 大人だって仕事で10時間も職場にいたくない
  • 親と過ごせないのはストレスではないか
  • 親子の時間が少なすぎる

といったたぐいのもの。

そうだよなぁ〜なんて思いながら、そういうコメントを見ていたのだけど、心底同意というか共感してない自分がいて、なんでだろう?と考えた。

昨日の「教育ママ〜」の話とも近いけど、「頭ではわかるんだけど気持ちの面ではあまり同意してないこと」に、自分の価値観とか考えがすごくわかりやすく現れる気がして、分析中。

即席で考えたところでは、そもそも社会人になってから「仕事をする」ことへの苦痛は経験をしてないんんだろうと思う。

嫌な上司もいたし、やりたくない仕事もゼロではなかったものの、その時その時、与えられた役割も立場も業務も納得したり楽しくやっていた。だから、「大人だって仕事したくない」的なことって私の中にはないのだろう。

 

私が仕事を楽しくしていることと、子どもが保育園に長時間預けられていることは、同列では語れないし、一番申し訳ないのは子どもの選択で保育園にいるわけではないこと。

だけど、じゃあ今の保育園で子どもが不安や心配や不満を抱えているかというと、おそらくはそんなことはなさそう。下の子はあんまり好きじゃないのは知っているので、メンタル面を気にしながら預けているけど、安心できる先生がいたり、楽しく遊べる友達がいて、彼なりに楽しんでいる。

 

組織的におかしい(虐待があるとか先生が明らかに過重労働とかパワハラっぽいとか)園ならその限りではないけど、すごくまともに保育を実施してくれている、普通の保育園だったら、子どもにとってはそれなりに大事な社会の場なのではないかなと思う。

 

とはいえ、10時間は長いなと思う。

昔、スペイン人の上司が「スペインでは生後2ヶ月位からみんな復帰するよ。保育園の送りは親、お迎えはベビーシッターがやるよ。ベビーシッターいないの?え??」みたいに言われたことがあった。

 

家に帰って子どもがシャワーしたり夕飯食べるところまで、必要に応じてシッターがサポート(やって)くれるらしい。

そもそも残業もあんまりない会社だったから(国柄かな)、それも成り立ったのだろうけども。

そういうことを思うと、日本て「保育園」か「家」か。みたいな両極の選択しかないから息詰まるんだろうと思う。

その間の組織がもっともっと使いやすかったり当たり前になるといいのにな。