子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

乳児が11時間保育園に。

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SNSを見ていたら「乳児が11時間も保育園に預けられているなんて異常。」というコメントがあった。

そういう社会が異常ということらしいけれど、上の子も下の子もそれくらいは預けていた身としては多少違和感というかショッキングなコメントだった。私へのコメントでもないけれど妙に引っかかったというか。

朝8時に子どもを預けて6時半にお迎えというのが今の定番だけど、これで10時間30分。

病院という場所柄、仕事の時間が一般企業よりも短いから成り立っているけど以前の職場は9時半から6時半が定時だった。

9時半の始業に間に合うにはやっぱり8時過ぎには子どもを預ける必要があって(通勤も遠かった)、8時15分に預けて私がお迎えに行けても(仮に定時で上がれても)19時半過ぎ。

19時45分とすると、11時間は超えてしまう。通勤の時間が預け時間に大きく左右される。今みたいにすごく近くても10時間超えるし、11時間預けていることが「異常」と言われても、通勤に片道1時間かかるとすれば、仕事が9時間拘束8時間労働だった場合に、定時で上がっても11時間は預けることになる。夕方からミーティングなど始まって残業でもしようもんなら、あっという間に12時間、12時間半、13時間となってしまう。

毎日じゃないとしても、10時間を切るなんてことはフルタイムで働いている以上なかなかない。

 

その昔、スペイン企業で働いていた時に真剣に上司に相談したことがあったけど、スペインの上司は奥さんも働いていて子どもはその頃3歳とかだったと思う。お迎えとかどうしてるのか聞いたら、シッターがお迎えをしてくれて自分たちはまっすぐ家に帰る、と。

 

そういうシッターが浸透していれば可能なのかも知れないけれど日本の場合はシッターさんはとても高くつくし助成金もないし利用しづらい。

 

かといって働く時間が短くなったからと言って仕事量が減るわけでないし給料は確実に減るし、だったらフルタイムで働いている方がずっとマシというのが現実。