感謝の気持ち
今の職場に導いてくれた人と久しぶりに話した。ここ1ヶ月、顔を合わす機会は多かったものの、個人的に話すこともなく過ぎていた。
たまたま帰りがけに話す機会があって「その節は本当にお世話になりました」から、なぜか「毎日、仕事が楽しくて本当に感動している」という小泉純一郎バリの安っぽい表現をしてしまい、帰り道、大反省会。
なんじゃその「感動」って。世界一安っぽい仕上がりだった、あそこでの会話のあの言葉。
なんか、日々のなかでいらんこと言ったな、とか一言言い間違えてとんでもないこと言ったな、とかあるあるなのだけど、「あったら絶対に御礼を言おう」と思っていたのが「感動」という大げさな言葉で返って安っぽい感謝となってしまった。
心底感謝しかないし、この私の有り難いと思って働いている気持ち、伝わるかしら?きっと知る由もないよね、とは思うものの、その感謝は仕事で返していかないとね。
今の仕事で出会った先生とか看護師さんとかリハビリの療法士さんとか、本当、皆様のプロフェッショナルにすごく支えられているのを感じるし、MSW一人で何もできないよなぁというのもしみじみと思う。
昨日、退院した患者さんは初めての場所で夜眠れただろうか、半年近く過ごしたいつもの朝と違う朝に戸惑ってないだろうか。そんなことを思いながら、通勤した。
患者さんが「ありがとう」って言ってくれる以上に私の中で「こちらこそ」という思いは強くある。
病院についたらいつもいる場所に、その患者さんはいなくて、元気になって退院したことを良しと思いつつも、変化する日々は切なくもあるなぁなんて思う。
それも全部含めて、この仕事に、今の職場に感謝している。