春のお花見。
堂々とお花見行こうなんて言えなくなってはや一年。
昨年の3月はすでに「新型コロナって怖い、やばい」という感じでお花見も誰かを誘っていける雰囲気ではなかった。
とくにうちの病院では早い段階から「本当にこれは大変」という危機意識があって、桜なんか眺めている場合ではないという感じだった。
だけど、子どもたちを連れて少しだけ散歩したいな〜と思って水辺の公園に行った。
そこで飲食をする気持ちはサラサラなくて、桜の木の下を散策して帰ってきただけなのだけど、きっと、それくらいであれば今年も桜を見に行っても良いかな...と思ったりしている。
いつもの家族といつもの行動範囲の中で、散歩することくらいこのコロナの状況下でも許されるのではないか、と勝手に思ったりしている。どうなのだろう。
実際のところはわからないけれども。
でも一年経って思うのは、「日常の人の営みや四季の変化くらいは味わったりたのしんだりして、悪くないのではないか」ということ。
大々的な飲み会をしようとか宴会をしようとか、そういうのはもともと好みでもないしコロナに関係なく個人的には接点がないのだけど、些細な数名程度の集まりで散歩することくらいは許してもらえないだろうか、と誰かに頼みたくなる。
さすがにこの冬のコロナの感染状況だとそうも思えなかったし、今だって変異種は恐ろしくもあるのだけど、桜が咲くとか姪が高校合格したとか、心底嬉しい話だって春には詰まっている。