緊急事態宣言が出たのは娘が入学した翌日。
「緊急事態宣言出るかも」とはずっと言われていたけど期間も内容も正確には何もわからないまま、「緊急事態宣言中は休校です」(以上)みたいな第一報だったと思う。
とりあえず、私は仕事が休みになるわけでもなく娘を学童に預けることになった。
その時は学童の登校時間も9時からだったけど、入学式のために仕事を休んだ手前、翌日に遅刻するのも...と気が引けて、娘のことを母にお願いして仕事に向かった。
2ヶ月たっぷり学校が開かれず、学童には思っている以上に娘がなじんで(入学式前から利用していたり少人数だったおかげ)、割とその期間も順調に過ごしていた。
学校が始まってもしばらくは、1年生の時は時間割もなく、運動会も遠足もすべてがイレギュラーだった。ただ、子供の様子を見ていると「どこ吹く風」といった感じで、とくにストレスもなさそう。
なにせ、「正常な活動」がどんなものかを知らないから、「これが小学校の当たり前」と受け止めている。
そういう娘の安定感にずいぶんと助けられた。
夏以降は学校も習い事もいろいろと「元通り」という感じになって、そのことをすっかり忘れていたけど緊急事態宣言から1年と聞くと、あっという間だったけどいろいろあったはずだよなぁ、なんて思った。
でも、正直自分の職場は何も変化がないし生活にも大きな変化がなかったせいで、コロナがありながらもなんとなく大きく困ったりストレスを伴う変化がなく過ぎている。
ワクチン接種を3月に打つ予定が延期になっていてようやく今月打てるときいているけど、日本で全体的に接種が広まって、コロナ措置が政策として完遂するのはずいぶん先だろう。
と思うと、「今日は多いな」「少ないな」とゆるゆる見ながら、なんとなく生活の制限も片隅にありながら過ごす日々は続くだろうし1年ですっかりそれが当たり前になっている。