子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

無麻酔で胃カメラ(泣)

f:id:like_little_children:20210429092817p:plain

年一回の健康診断で思い切って胃の検査は内視鏡を希望した。

経口はオエってなりそうだから経鼻で。

周囲からは「すごく楽」「いいよ」との前評判だったし、バリウムを飲んで硬い板を転がるのは本当に地獄だったから「あれをやらんで済むのか」という一縷の望みが胃カメラだった。

 

健康診断は空いているところから順に案内されて婦人科検診が早い段階でササッと済んだ。大嫌いな子宮頸がん検査、先生がものすごく上手で全然怖くも痛くもなく、あっさりと終わった。お礼をいう心の余裕もあった。

マンモグラフィーは相変わらず痛い。来年からはマンモじゃなくて超音波でいいや...と思った。

 

で、もろもろ終わって最後が胃カメラ

流れもよくわかってなかったけどどうやら麻酔を鼻から吸入して5分ほど麻酔が効くのを待ってから検査室へ。という流れ。

麻痺の人が飲み込みにくくなるのってこんな感じかな...というくらい喉の麻酔はつらいものがあった。

唾液が垂れ込むだけでむせるし、だらだらと唾液は出るし。ティッシュを何枚も使って口を拭っていた患者さんの気持ちがわかる。そして唾液に溺れる感じの恐怖感も。

今まで以上に患者さんの苦しさに寄り添おう...と思った。

まあ、こういうことを考える余裕がまだ麻酔した段階ではあった。

 

肝心の胃カメラをするために内視鏡室に移動してベッドに横たわり早速カメラが...ってそれ?それいれるの?太すぎない?と思ったけど「麻酔したしきっと痛くない」と思ったけどとんでもない!!!

飛び上がりたいほど本当は痛い。

痛いなんてもんじゃなくて悶絶。

うーってうなりたくなる痛さ。PCR検査を10回してもいいからこの検査はもうやめてほしい!!って心底思ったし、ぐったり。

 

早く終われ、この世の地獄。だからといってバリウムも違う苦しさ。痛いか苦しいか。どっちも苦しい。鎮静させてほしい...。

もう後半は辛い痛いの繰り返しだった。

おまけに「逆流性食道炎あるねー」と言われた直後、胃に到達したカメラを見て「あ、これは生検にします。」と思いもつかない消化器のトラブル。

 

まあ、がんだのなんだのではない(だろう)けど、祖父も胃がん、母も胃潰瘍に大腸がんと消化器系の弱い家系だから気をつけないといけないのかも。

 

逆流性食道炎にいたっては全く心当たりなく、毎日ちゃんとご飯食べても一切気持ち悪くならない。

振り返って考えると、ラーメン店で食べるようなラーメン一人前を食べきるのは3回に分けないとむりだなと思うし、普段はがっつり一つのメニューを食べるよりも、「ちょっとずついろんなもの」を食べている。

お昼ご飯はフルーツ入れるサイズのタッパーの弁当箱におかず詰めておにぎり一個、惣菜パンを半分が普段の量だから、考えてみたらそんなに爆食いはしてない。

 

だから食道炎にも気づかなかったのか...。

胃炎も全く記憶にござらず。

 

まあどうでもいい。早く検査が終わればいいのであって、症状もなく胃炎なのであれば経過観察でしょう、先生早く終わらせて。

 

終わったあとは涙がポロポロ。生理現象というか反射的に涙が出る感じで、話もできないくらい憔悴してしまった。

「先生になにか質問ありますか」と言われたけど「なにもない早く開放してほしい」の意を込めて首を横に振った。

 

リカバリーするまでにかなり時間を要したけど、職場に戻って先輩と話したり家で家族と話していたところ、「無麻酔でやったかもしれない」ことに気づいて、げんなり。

初めてのことで麻酔が効いているかどうかもわかってなかったけど、あれほどの痛みってことは効いてなかったのか。

だって出産のほうがずっと楽だと思ったもん。陣痛のほうが痛くないって思ったもん。

それ以上に辛かった胃カメラの検査。

もううちの病院で検診受けたくないレベル。

先生がイケメン気味だったけど、この際関係なかった。