子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

嫌いと言えること。

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娘はここ半年、絶賛おじいちゃん大嫌い中。

きっかけは完全に父が悪いのだけど、娘が一生懸命実家の片付けとか母のお手伝いとかしている時に頭ごなしに怒鳴ったり、「勝手にやるな!」というから娘が悲しくて泣いてしまうということが何度となくあった。

娘は父に向かってはっきりと「おじいちゃんなんか大嫌いだ」と言う。それでも父はそういうことには動じずに娘の体操教室の送迎をしてくれたり、何かと気にかけてくれている。娘にはそのことのありがたみみたいなのは全然わからないのかもしれないけど、とにかく娘になんと言われても父は淡々と引き受けてくれる。

 

父の機嫌が悪くなるのはお腹が空いたときだから、娘とぶつかるのもたいてい食事前のこと。

でもそんなに引きずるタイプでもなく、私と似ていて言ったらスッキリおしまいになるタイプだから、その後に嫌いだとかバカヤローとか娘に言われても「おじいちゃん傷つきました(グスン」みたいな面倒な反応もない。

私も散々、反抗期のときは父のことを嫌っていた。

だけどそのことにも動じずに駅まで送ってくれたり学費も出してくれたりしていた。当たり前だと思っていたけど、おとなになっていろんな親のもとで育てられた人の話を聴いて、当たり前じゃないということも知った。

 

娘が今、おじいちゃんに向かって「嫌いだ」と言えること自体、それすらも言えない関係もあるのだろうと思うと、娘が言いたいことを大人に言えるのは悪くないのではないかという気がしている。

 

とはいえ、娘の中の父に対する不信感は父の態度や発言からくるものでもあるから、仲直りできる機会を作ろうと思う。

娘なりに外では言わなかったりやらなかったりすることもあるみたいだから、徐々にそうした社会性を身に着けて、その分家ではすごく強い発言をしてしまっているのかもしれないな。

でも、やっぱり言われて嬉しくない言葉は連発すべきじゃないし、気持ちがmove onできないのも良いことじゃないような気がする。

感情を真っ直ぐ出すことの大切さと、負の感情に対する自分なりの決着の付け方。

少しずつ伝えていかないとな。