銀座松屋で開催されている「ねずみくんのチョッキ」展。
www.poplar.co.jp子どもを連れて見に行ってきた。
上野紀子さんとなかえよしをさん夫婦の二人三脚の作品シリーズ。
ねずみくんをはじめ、ぞうやライオン、おさるさんなどいろいろな動物が出てきて物語が紡がれている。
動物の中ではとても小さくてこれといった特徴ももたないねずみくんだけど、いつも自分以外のことを気にかけている。そんなねずみくんの特徴こそがねずみくんの良さであり、そんな優しい心はだれも持ち合わせてないというストーリーがあって、とてもいい話だなとしみじみ味わっていた。
大切なことや大事なことって目には見えない。見た目の特徴ではなくて見えない特徴にこそそのものの姿があらわになるんだという大事なことを伝えている絵本。
動物が可愛いとか、絵が素敵とか、そういうこともあるけれど物語の「良さ」みたいなものも読みつがれる絵本の特徴でもある。
ちなみに上野さんは「ちいちゃんのかげおくり」の絵を描いた方でもある。ねずみくんのイメージが強くて人の顔の絵は重ならなかったけど、同じ方の作品だったとは。
子どもたちは久しぶりのお出かけににぎやかになってしまったのであんまり長居はできなかったものの、貴重な時間だった。
まだまだコロナで堂々と出かけたり遊んだりしづらいけれど、やっぱり展覧会とかライブとか、そういうものに触れることの重要性や良さってあるよなぁと思った。