子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

転職回数と経験年数の魔物。

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つい先日も、経験年数については書いたところだけど、先輩が職員採用に向けて動いているなか、自分の入職経緯を考えて、またあれこれと思い巡らせている。

 

新しく応募してくれた人は、まだ若いけどいろいろな経験があるという。

ただ、どれもそんなに長くない。IT企業にいた頃、とくにエンジニアの人はフリーになったり雇用されたりを繰り返していて、それが当たり前みたいなところもあった。もちろん、院卒後にずっと働いている人もいたけど、大企業のゲーム部門→ゲーム会社→フリー→大企業の新規事業部門とか、別に誰かが注目するほどの経歴でもなく息を吸うようにやること、やる場所を変えながら働いている人がわりとたくさんいた。

 

そんな世界で10年弱身をおいていたから、転職回数はそれほど気にならないものの、それでも「そんなに若いけど何度も転職を?」という感じがするのは、今の組織が年功序列だからかな。

転職一つとっても働く組織や業界によって受け止められ方は様々。

前の病院はとにかく離職率が高いことが有名で、何もそれは学ぶことがあまりにも多く、濃く、独立への意思を固める人が多いからではなく、嫌になって辞める人が多いから。

私もそんな病院でほんのわずかな期間働いただけで今の病院に転職をした。

それを思うと、きっと私が入社することが決まったとき、先輩たちは「転職ばっかりしてきてておまけにこの仕事の経験年数が(年齢の割に)恐ろしく少ない人が来る」と思ったことだろう。

気がつけばこの仕事(MSW)をしている年数も、今の病院が長くなってきた。

 

やめるつもりもないし本当に良い職場だと思っているけど、転職前に何言われてたんだろうか、なんて今更考えてみたりした。

どう考えても良い評判はなかったことだろう。

自分を客観的に見ても、あまり良いこと言えないなと思う。

 

でもこんな私も一員で考えてくれている上司には、ありがたいと思うし、感謝だよ。

 

なんて、こんな事言うと姉から「どこまで卑下してんだよ」と言われそう。

だけど、本当のところでいうと自分自身については自信もないし、こんな私でいいのですかという思いもどこかある。

そういえば、昔、櫻井さんが(ミスチルのね!)ファンクラブの会報で「謙虚と謙遜は違う」「謙虚でいたいと思うけど、謙遜はどこか嘘っぽい」的なこと書いてたな。必要なのは謙虚さ。謙遜ではないのかも。

 

なんてね。

本当に新しい人が入ってくれるかわからないけど、入ってくれたらそれはありがたいことだ。なんせ忙しくなるのだから。