子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

「夢のまた夢」がすぐそばの現実に。

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今の病院に転職することを決めたきっかけはいくつかあった。ひとつが最初に医療業界で働き始めたときの病院が本当にひどかったこと。

ひどさって結局、従業員を大事にしない組織ということに尽きると思う。ブラック企業にしろパワハラ体質にしろ、従業員を大事に思えばできないようなこと、言えないようなこと、させられないようなことをしているからこそ。

文化の違いもあったのだろうけども、それを差し引いても全然合わなかった。

 

だからいつかは転職しなくてはと思っていた矢先に「うちで働けば」とまるで「スタバに行けば」くらいの軽さで誘ってくれた上司がいて、今がある。ただ、誘ってもらっただけではちょっと躊躇した部分もあった。

あの頃の私の希望は産科施設があって地域医療に貢献していて、定評というか地域住民に信頼を得ているような病院が良いなと思っていた。

あと、同業者からも。

 

この「同業者から」というのは意外と肝で、前にいた病院は本当に悪口しか聞かれなかった。ちょっと風変わりな病院というのは働いて半年くらいで気づいたけど、とにかくいい話が聞こえない病院。

 

だからそういうふうに信頼されてないってなかなか大変だなと感じていた。

 

今の病院は産科しかり、地域貢献しかり、希望に合致する病院だった。ただ、私の役割はMSWとはいえ回復期だったし、それはそれで慣れていて楽しいから本当にあっという間に時が過ぎていった。

これからまた変わっていくという時期に、もっとがんばろうと思っていた矢先。

上司に「ちょっとこっちに来てほしい」。

急に急性期の病棟勤務に就くことになった。

これは本当に念願だった。

回復期は大事だし、やりがいはものすごくあるし楽しいことに違いはないけど、病気や薬のことを調べたり学んだりすることも好きで、もっといろんな疾患の人の支援を学びたいとずっと思っていた。

だけど人員体制から考えると5年は先の話。

いつかは行きたいな〜。くらいのほんわかした願望だった。私が望んで願って、祈って時間をかけて研鑽を積んで検討してもらえるレベルのものと思っていたら、あっさりと「来て」と言っていただけで逆に本当にこの無知の私でいいのか??と不安がいっぱい、楽しみもいっぱいという心境。

 

異動は少し先だけど、どこに行ってもがんばろう。