子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

マスクとかワクチンとか。

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新型コロナのパンデミックが始まってかれこれ2回目の夏を迎えている。いくつもの季節を通り過ぎ、このウイルスが季節性ではないことはこの夏、日本で感染がうなぎのぼりとなったことが何よりもはっきり証明してくれている。

Twitterは人の考えが垣間見られておもしろい。

先日は「マスクもしてないしワクチンもしてないのにコロナにならないんです!」という主張をする人がいた。

あるときは、「風邪程度の感染症でそもそも入院させたり感染症の分類が5類じゃないのが諸悪の根源」かのように捉えて「5類にしろ」という主張も散見するし、「ワクチンは変なものが仕込まれている」というのを真剣に信じている人も見受ける。

 

何が正しくて、何が間違っているのか。

SNSの中だとなかなか見えてこない。

個人個人の視点と思想に基づいた価値判断があって、みんな自分が正しいと思っているのだろう。

かくいう私も、別に自分が正しいとは思っていないもののいろんな主張の人たちについても正しい気はしていない。

正しいことが何かよくわかっていない。

 

ただ、ふと思ったのは「うちの息子もマスクもワクチンもしていない。不幸中の幸いでコロナにかかっていないのはひとえに周囲の人の配慮のおかげである」ということ。

 

「マスクもワクチンもしてなくてもコロナにならないんです!」という主張については、そりゃ周囲の人が計らってくれているからで、みんなそのためのマスクなんだけどな。と思うし、ワクチンも重症化を防ぐことが自分の身を守ると同時に医療の逼迫や崩壊を防げるという側面もあるよなーと思う。

 

個人の自由や権利はすごく大事だと思う。それゆえに、それが守られるように社会を成り立たせていくことも大事だと思う。

 

菅政権も安倍政権も支持していないけれど、この社会はこの人たちのものではないし未知のウイルスにどうやって向き合い乗り超えていくかという知恵は現代の大人が突きつけられている子どもたち(次世代)からの宿題でもあると思う。

 

まあ、そんな壮大なことも思うけど、とりあえず病院で働くものとしての肌感覚はコロナは風邪でもなくワクチンは打った方が良くて、マスクは手放せない、ということ。