子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

自己啓発系。

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普段、患者さんと接していて宗教や思想信条をオープンにしている方と出会うことはそう多くない。きっとそれぞれに大なり小なりあるのだろうし、家屋評価で自宅に伺うと仏壇などがあったりして祖先を重んじる文化を持っているんだなと感じたり、仏教徒なのかなと思うことはある。そういえば、神棚がある家は記憶の限り、行ったことがない。

 

時々はクリスチャンというひとにも出会う。妙に親近感はわくのだけど、接点はあまりないし宗教の話はまず、話題に出ない。

医療の中で行われる価値判断はときに死生観にも及ぶから、本来的にはそうした話題が出てもおかしくないのだろうけれど。もしかして、海外の場合はまたきっと違うのかも知れないとも思う。

 

さて、最近出会った方が、とある自己開発系のグループに所属しているらしいことを知った。Twitterで得たにわか知識をもとにキーワードでググって深堀りをしてみたのだけど、各種団体のもつ価値観とか思想とかというのはそれなりに興味深い。

最初に唱え始めたのは誰なんだろう、影響力が広がったきっかけは?どういう業界に響いてんだろうか。などなど探るほどにいろいろなものが見えてくる。

自分が信じるとかシンパシーを感じるとかいうことはないけど、こういうものに傾倒している人にもきっと出会うきっかけとか理由があったのだろうと思うと、その発端はどこだったのだろうか、人はどういうときに信じるものと出会うのだろうか、などなど考えさせられる。

 

まあ、どんなにググったところで仕事の中での自分のスタンスやその人に対する接遇に何も変わりはないのだけど、人が信じているもの、大事にしているものについて理解をしておくことはきっと重要なはずだと気がしている。

それが何であれ(非人道的とかヘイト的なものは別として)、その人の信じるものを知ることで理解の厚みが増すと言うか。

「自己開発系に出会う」ということについては興味深いなと思っているから、もう少しその心理状況とか背景的なものを個人的に追っていきたい。