子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

11月の終わりと師走の始まり。

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ふとTwitterを見ていると、旦那さんに家を締め出された女性がつぶやいていた。

 

ちょうど、同じことを何度も何度も家族にされている方に仕事を通して出会い、いろいろと悩んだこともあってそのツイートにとても反応してしまった。

今の時代は少ないかもしれないけど、私の小さい頃は怒られて家の外に出されるなんてことがあった。我が家はそういったことはなかったけど、友達の中にはそういう人がいた。

締め出されるって何かの懲罰的な意味合いがあるなぁと思う。

 

そのやり方って非常に手っ取り早くて排他的。そして陰湿。

家を締め出すって、直接的に人を身体的に傷つけるわけでもなく、言葉で何かを語る必要もなく、締め出す側にとって労力は少ない。

締め出された側にとってはなにか言われたわけでもなく、体の痛みがあるわけでもないのにボディブローのように痛みがズシンと心に突き刺さる。

 

話を聞いただけの私ですら、ズンと重い気がしたのだから当事者の心の傷って計り知れない。

 

日々寒くなるこの季節、退院を迎えた患者さんが安穏と暮らせない家に帰ることへの危機感はすごく強くあった。幸いにも、家以外に過ごせる場所を見つけられたけれど問題は解決したわけでもない。

大人も子どもも関係ないとはいえ寒い季節、とりわけ子どもたちが暖かく安心した環境で過ごせるようにとただただ願うばかり。