子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

息子の相談①

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この先も書くことがあるかもしれない、と思って暫定的にタイトルを①としてみた。

息子は保育園以外の時間を私と娘と過ごすことが圧倒的に多い。娘とは喧嘩もするし、同じかそれ以上に仲良く遊んでいる。

保育園では、小さい頃はお友達によく手が出てしまって謝ることが多かった。今も暴言はあるようだ(うるせぇとか黙れとか)。

そうした言葉は家でも娘に言うのだけど、そのたびに「そういう言葉は人に向かってしてはいけない」と言い聞かせている。その場で娘に謝ることもできていて、なんとなくその場は過ぎている。

娘も悪い言葉を使うときもあるし、お互い様と思うことも少なくない。

 

だけど、どうにも気になっていた。

どうして息子は知らない場所でも躊躇なく入っていくのだろう。

どうして人に注意されると逆ギレするのだろう。

どうしてやってはいけないこと、触ってはいけないものを執拗にやろうとするのだろう。

どうして嘘を平気でつくのだろう。

 

いっぱいわからないことはあった。

だけど、家で生活する限りでなんとか私と息子、息子と娘の間で大きな問題になることはなく、過ごしていた。

娘が息子をカバーしている面もかなりありつつ、息子もまた娘をカバーしていて、本当になんとなく不思議な調和もあったりする。

 

それでも、先程の疑問はなんとなく漂っているし、保育園の先生からも似たような指摘を受けることがあった。

 

それで、思い立って区の相談センターに相談に行ってみた。

 

心理師さんとの面談で、心理師さんはとにかく息子を肯定して認めてくれていた。どんな些細な「できたこと」も丁寧に褒めてくれていた。そういう環境の中で息子は安心して心地よく、過ごしていた。

 

私と息子の間で、私自身は大きなストレスは感じていないけれど外のコミュニティの中でうまくいってないことへの不安を伝えた。

 

心理師さんからは、息子が大人の顔色をすごく気にしていること、言われていることはわかっているし大人の関わりの問題かもしれないことを指摘された。

とくに見知らぬ大人(今回でいうと心理師さん)の反応をよく見ているから、普段から怒られることが多いかもとも言われた。

 

私がいない間にかかわる保育者とどういうコミュニケーションをとっているか全然わからないけれど、先生との面談でも一つも良いところを言われなかったことから推察するに、相当手をこまぬいているのだろうと思う。

 

仕方ないといえば仕方ない。

 

そう思う一方で、本音としてはやっぱり我が子のことは私が守るしかないし、私の目から見た息子はただただ尊いんだ、ということしかなかった。先生にどんなに批判されても酷評を受けても、私の目から見た息子は、いいところもたくさんあるって知ってるから。

そんな思いがあったのも事実。

だけど、だからって息子に問題がないとはいえない。

だから、心理師さんにプロの目から見て課題を整理できたらと思った。

 

面談の終わりに、発達の検査を受けることを提案された。

だいぶ先になりそうだけど、これで少し息子のことを客観的に把握できるかなと思うとホッとしている。