子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

年を取ったときの私は...

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日々、高齢者の方と接することの多い今、自ずと「自分が80代になったら」など考えてしまう。

認知症になったら、もしそれが進んだら...など考えて、私はリハビリしたくないって布団をかぶるのだろうか、勝手に動くと言われてベッドに縛られるのだろうか。

家に帰りたいというのを「わがまま」と言われてしまうのだろうか。

そうして子どもたちに迷惑をかけてしまうのだろうか。

自分がうんと年を取った時にどんな姿になっているのだろうか。

ちょっとした隙間の時間にそんなことを考えてしまう。

 

前々から再三書いているけど、将来の夢は東京タワーの見えるマンションに住むこと。なるべく廊下は内廊下がいい。

足が痛くても、腰が痛くてもなるべくマンションでのんびりと生活したい。というか東京タワーを夜な夜な眺めていたい。

だけどトイレを失敗したり、それが自分でうまく対応できなかったり、判断能力が著しく衰えると一人で住むのはだめっていう日が来るのだろうな。

そんななったら私はどこに住むんだろう。施設に入ることは人生の終わりではないけど、人生の節目になることは絶対確かだよなぁ。

 

昨年の4月から今までの一年を振り返ると「こんなに大変なのに」という人を何人かご自宅に退院する支援をした。

家に帰ること自体はゴールでもなんでもなく、帰れれば良くて施設が良くないということもない。

だけど、家族の支援もあって、すごく介護が重くても家に帰れたということは、本人にとって少しホッとしたのではないかと思ったりもする。二人ほどは自分での意識のない人だったけれど、それでも空気が違うだろうから。病院と家とでは。

 

私は自分の体が動かなくなった時にどんな生活を希望するかな。

社会は何か変化しているのだろうか。

そんなことをとりとめもなく考えてしまう。まずは自分の親が先だけど、もしも親が具合悪くなった時に、もう子育てが一段落しているのであればなるべく面倒をみていきたいと思う。

それは、親が作り上げた家庭とか環境を守りたいっていう気持ちも強くあるから。生活習慣であったり、好みであったり。多分だいたいわかるから、誰かにお願いすると我慢しなくちゃいけないことも、きっと私に対しては我慢しないで言ってくれるだろうし、わかることが多いだろう。

 

そんなことを思うと、やっぱり離婚してよかった。

一人で生きる、過ごすってことでできることもきっとたくさんある。