子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

息子の心理相談④

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このシリーズも4回目となる。

発達のことや彼自身のコントロールの苦手さは気になっていて、ようやく相談に至ったのが昨年秋。

診断がついたのがつい先日のこと。

結論から言うと、ASDADHDのハーフ&ハーフ。

 

散々クリニックを探した挙げ句、最終的にはふと思い出した公的医療機関に問い合わせてみて、割とすんなりと予約が取れた。

公的医療機関を選んだ理由

  • 高額請求されないこと
  • 保守本流、王道の治療法であるだろうこと
  • 必要な診断書関連も書いていただけるであろうこと
  • 行政とのやり取りもある程度スムーズであろうこと

などだ。

それにたまたま職場からもそんなに遠くなく、自宅の最寄駅からもバスで行けるから、通うことになっても現実的であったことなどだ。

 

結果的にはとても良かった。

大学病院の時の主治医にも恵まれていたけど、先日の先生もとても優しかった。愛護的眼差しというか、息子の奇天烈な行動にも一切の批判がない。

息子にとって、肯定されている世界はきっと一番心地よいもの(人間誰もがそうだけどね)。

批判されることが特に嫌いで、少しでも否定的なニュアンスを嗅ぎ取ると途端に物を投げたり壊したり、人に攻撃したりしてしまう。

 

息子は診察の待合でも迷うことなくズカズカとおもちゃのところに行って無心に遊んでいたし、診察室に入っても怖気づくことなくおもちゃや先生の引き出しの中を見ようと動き回っていた。

超マイペース。

マイペースといえば聞こえは良いけど、初めて行った場所で知らない大人がいて、なんのハードルも感じてない(だろう)ことにこちらが驚いてしまう。

まあ、毎回驚くんだけど「またか」という慣れた気持ちがあるのも確か。

 

結局、診断がついてお薬飲んでみますか?ということになったけど、コンサータは年齢的にまだ...というのと個人的には依存的になるのが怖いなと思っていた。

先生の方から「インチュニブ」という薬が処方された。

息子なりに「これで暴力がなくなって先生に怒られなくなるんだね」と理解していて、薬を飲めば先生に怒られないという感覚になっているようだ。

 

かかりつけの薬剤師さんには「えー。全然普通だよ。これくらい問題ないでしょう」と言われた。私もそこは悩むところ。

大丈夫な気もするし、大丈夫なときもあるし、息子の行動がいつも問題だ、なんてことはない。娘にだって私にだっていくらでも問題はある。

だけども、自制のきかなさと他者との調整の苦手さを見ていると「良いのは今だけ」と思えてきてしまう。私と娘と息子と。3人の間なら解決したり乗り越えていけそうなのに。

だけどずっとずっと3人ではいられない。その時にどうなるかな。と。

遠い未来ではなくてあと1年もすれば小学生になっていくし、その時、その後の息子のことを思うと気になっていた。

薬が良いかどうかはわたしもわからない。

今調べたら、5歳では治験すらしてないようだし。でもきっと、こうして小児でも使われてる薬なんだろうな。

あとは過ごす環境を整えていくこともすごく大事。

これで正解なんてものはないのだろうけど、いろいろとトライしながら息子と一緒に「これが良いね」を探っていくしかない。