子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

ガサツが役に立つこともきっとある。

非常にズボラだと自覚している。

だらしないし、職場のデスクなんて始業5分で書類の山。

マジでちょっとおかしいんじゃないか?と思う。これでも一応、帰る前に全部片付けているし、そんな自分を褒めてあげたいと思う。

 

と、なかなか自己肯定感高めで過ごしている。

先日のこと。娘が「家の鍵がない!」と学校に行く間際に大騒ぎ。

家の鍵置き場やデスクの上、ふと置きそうな場所を朝の忙しい時間に隈無く探した。もちろん、私のカバンもポケットの中も。

私と娘が鍵を兼用しているからどっちが持っているか、犯人は不明だった。兎にも角にも「もういいや、行こう!」と学校に向かい、私も息子を連れて保育園へと出かけた。

ふと、「あ、そういえばランドセルに入れたかな」と聞いたところ、息を飲みこんで「あるかも!!」というから慌てて覗いたら、ランドセルの中にしまってあった。

 

さすが娘。

前日夜、眠い中自分でランドセルにしまったらしい。朝は全く覚えてなかったけど、記憶を蘇らせて無事に見つけられた。

 

この顛末を見ていた母は心臓に穴が開く勢いで怒ったり心配したりしていたけど、生まれてこのかた、失くしものと忘れものを無数に経験してきた私からすると「きっと家のどこかにあってそれがまだ出てきてない」ということは確信していて、運が良ければ「実は持ってました」パターンだな、と踏んでいた。

だらしなさも、年齢と同等に経験しているから、母のようにしっかり者とは訳が違う。

ちょっとやそっとじゃ驚かないし、がっかりしない。

だからこの鍵事件の時も娘には「あらあら、どうしよう、とにかく思い出しながら探すしかないよ」と冷静に指示していた。

普段きちんとしてないからこその、相手を決して責められず、対応策もABCと持てる強みと思った。

 

ただ、私のことで言えば物を無意識でおくのはやめたい。

娘は意識していたにもかかわらず、あまりの眠さに記憶ごと脳の深くに沈んでしまったよう。

娘は悪くない。むしろランドセルに事前に入れてたあたり、私とは出来の違う几帳面さを垣間見て、「偉いわ」と思った。