子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

時が流れていく

まとまりはいつもないけど、今日もまたまとまりのない話。

私の祖母は、もう母のことも母の兄のこともわからないという。祖母は今年96歳になった。両足とも大腿骨骨折をここ1年で折ってしまい、元気とはいかないけどご飯も食べられて今のところは元気。

だけど何を覚えているかな。コロナ前に祖母が30年以上住んでいた地域の話をしたけど何一つ覚えてなかった。

忘れちゃうのか...と驚いたし、思い出すこともできなくなっていて、老いというものを目の当たりした気がした。

ふと思う。

私も祖母のように長生きしたとして、娘や息子のことを忘れるのだろうか。こんなにも可愛くて、切なくなるくらい大事なのに。なのに、いつかわからなくなる日が来るのだろうか。

年齢とかはきっとわからなくなる日が来るだろう。だけど名前も顔も忘れちゃうのか。

 

忘れてもいいこと、忘れたくないこと。

色々あるよなぁ。

病院で認知症の高齢者とお話ししているといろんなことをまた考えさせられる。

入院という異空間で戸惑いと不安と恐怖心があるかもしれない。そういう心理状態の中でどういう反応が出るのか私たちはただ想像するしかないし、行動しているそばから忘れてしまうこともあるのだろう。

 

ふと、最近自分の気持ちが「もう全部無くなっちゃっていいんじゃないか」なんて思うことがある。自暴自棄とも違う。

ただ、消えちゃっていいんじゃない私は、みたいな。あの虚無感。

大昔、20年以上前にもあったけどその影みたいなものがある。

あの頃私を支えてくれていたのは家族と友達だった。

家族はいるから、きっと戻ってこれる。だけど友達っているかなと思うと、みんなそれぞれの場所で忙しくていちいち私に今更かまってなんかいられないだろう。それはとても普通だし、それでいいと思う。

特にコロナが流行ってから会うハードルも高くて、私もいつもの家族と過ごしているのが一番楽になっている。

 

まあ、疲れちゃっているのは確かだと思うから、どこかで気持ち的に休めるといい。普通に平日に休んでもほぼ仕事しちゃってるし、仕事してない不安もある。

どっちも地獄よね。

仕事していても忙しいし、休みの日でも結局緊張しているし。

 

で、そんな中でこの歌にはすごく力づけられている。


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