子どもと暮らす日々のブログ

病院で働きながら子どもと生活する日々を書いています。

ごはんのはなし。

急にイタリア旅行した時の朝食を思い出した。シャワーを浴びている時に。

思い出すのっていつも唐突。

で、イタリアではチーズやヨーグルト、生ハム、生野菜がびっくりするほど美味しくて、何を食べても美味しかった。

今振り返ると、ただただ新鮮だったのだろうと思うし、それがイタリアの食文化だから美味しくて当たり前なのかもしれないと思う。

和食ほど繊細な食べ物は世界中探してもないというのを以前聞いたことがあるけど、個人的には世界で一番美味しいのはイタリアンだと思う。イタリアンていうか、イタリアで食べる食べ物は、隅々どこでも美味しい(はず)。と。

 

急にそんなことを思って、翻って日本は...と思うと、お米に関しては右に出るものはないくらい美味しいから、それは国の食文化の違いではなくて単純に産地直送かどうかというのがあるのではないか?と思う。

近所のスーパーに行くと、アスパラもパプリカも玉ねぎも外国産。

魚も肉も、外国産のものは珍しくない。食料自給率って確か日本はとても低い。輸入依存だからこの原油高で物価高になっているという意味のよくわかんない状況に陥っている。

日本には美味しい野菜を作って届けてくれる農家がいっぱいあるのに。

TPPとかもきっと影響しているし、種苗法も影響があるんだろう。

何だか、目指すところから結果的にどんどん遠ざかっていると思う。

「安全で安定的に、食を届ける」「農家の暮らしも農家以外の人の暮らしも守る」というあたりが厚労省や政府の大きな役割だと思うけど、それが全然果たされなくて「輸出を増やせ」「輸入をもっと」という感じになった結果、誰も得しない状況になっているんじゃないかと思う。

飼料や肥料など、輸入頼みという構造はすぐには変わらないのだろうけど、自分達が食べる食べ物を、自分達の土地でつくり育てるって大事なのではないか、なんてことを考えた。